マンションと戸建てを比較してマンションを買うことに決めたが、マンションには様々な形態がある。大規模、小規模、板、タワー・・・また、部屋にも低層、高層、角部屋、中住戸、方角などなど、色々な選択肢がある。間取りも千差万別である。
好みによるところもあるので、実物をいくつか見た結果、妻と一致して、大規模なタワーマンションが最も良いという結論になった。
賃貸の時は100戸程度のマンションで、1階にゴミ捨て場があったが、ゴミ出しが面倒で、ついつい玄関がゴミ袋であふれた。各階ゴミ捨て場のあるマンションはほぼタワーマンションだけだ。
また、ゴキブリが出ない、蚊が入ってこない高層階が良いということになった。この点では、最も高いフロアである必要はなく、窓を開けても蚊が入ってこない、20階くらいならいいだろうと思った。
もちろん、高層階ほど眺めがよいし、抜け感に優れることもあったが、それを重視したというよりは、実用性を重視したところ、オマケがついてきたという感覚だ。
マンションを実用品として考える場合、各階ゴミ捨て場とディスポーザーは必須である。我が家ではこれらの設備は活躍していて、これがないとQOLが悪化してしまう。
おそらく、各階ゴミ捨て場とディスポーザーが必須のため、次に引っ越すとしてもタワーマンションになるだろう。一度楽を覚えると、それを失うのは辛い。もはや1階にゴミ出しにいくのは不可能な体になってしまった。
(なお、HARUMIフラッグは各階ゴミ捨て場とディスポーザーが標準仕様であり、「わかってるな」という感じである。)
なお、一般的に良いとされる角部屋、ワイドスパン、アウトフレーム、ダイレクトウィンドウなどは、あればより快適だろうが、マンションを実用品として考える我が家にとっては、マストではないと判断した。
一方で、方角については南東向きか南向きにこだわることにした。タワーマンションの高層階に住む以上、西向きだと西日が厳しすぎるため南西向きと西向きは避けた。また、以前の賃貸が東向きだったが午前中からすぐに日が当たらず暗かったため、北向きや東向きは避けた。
このように、我が家ではマンションを実用品として捉えて、求める要件を明確化していった。とはいえ、要件がすべて満たされなければアウトかというと、満点の物件はないので、特に気に入った点があれば、いくつかは妥協しても良いとは考えていた。