新築モデルルームめぐりと並行して、戸建てもいくつか見に行った。
実家の近くの広々とした戸建てや都心の狭小三階建てを見に行った。
広々とした戸建ては、駐車場付きで収納豊富で便利そうだったが、通勤の便が悪すぎて共働き子育てには向かないと判断した。
子供ができて車が必要になるかと考えたが、平日は車には乗らないし、休日はカーシェアで十分であった。私は車が好きなほうだが、妻がペーパードライバーであったこともあり、平日に車を車庫で寝かせておくのはバカバカしく感じられた。
都心の狭小三階建ては、子供をかついで三階までの登り降りが大変そうだし、中古になった際には妥当な価格で売れるとは思えなかった。また、都心の狭小三階建ては意外と価格が高く、価格とそこで得られる経験が見合っていないように感じられた。
都心の狭小三階建ては、どうしても戸建てに住みたいというこだわりが強い人向けのものではないかと思う。よく、家を建てる系の番組で、狭小土地にスキップフロアを多用した(変な)家を建てるのを見るが、施主は戸建てに住むことにこだわりがあるのであろう。
実は決定的だったのは、ゴミの捨てる日が決まっているということで、24時間ゴミ出しできるマンションと比べて非常に不便に感じた。オムツのゴミを家の中に保管しておくのは避けたい・・・
戸建てをめぐりながら、共働き子育て世帯にとって、マンションとは実用品であって、時短やコスパを追求するべきだと考えるようになった。
コスパとは、極力安いほうがいいということではなく、同じコストで効用を最大化すべきということである。
多少高かったとしても時短設備が充実しているマンションや通勤時間を節約できるマンションを買うことで、子育ての時間を捻出するべきだということである。
実用品としてのマンションを考えると、湾岸タワマンは我が家にとっては合理的であった。勤務地に近い。保育園に近い。公園に近い。駅に近い。スーパーに近い。そして価格がそこそこ。
中央線沿線の宅地や、高級低層マンションなどに住みたい人からすると、湾岸タワマンというのは宗教上相いれないものだろうが、品川~東京に勤務する人にとって、最もコスパの高い選択肢であると私は考えた。