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「岸田ビジョン」を読み直す 

キッシーが自分の政策の方向性について書いた本、「岸田ビジョン」について、最近、書かれてる通りになってきたなと思い再読。

 

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岸田ビジョンに書かれている経済政策については、概ね以下のとおり。第一章周辺から抜粋。よくわからんものはカット。

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社会保障制度改革

後期高齢者の医療費自己負担の増加

・富裕層の所得税の引き上げ(1億円の壁への対応)

育児休業制度の拡充、不妊治療への支援強化、児童手当の拡充

 

新しい資本主義

・企業業績が改善し雇用は増えたのに、賃金が上がらなかったことへの反省からベースアップを重視する政策

・金融緩和の修正(地方銀行の体力を削るマイナス金利の廃止、金融緩和自体は賃金と物価の好循環が定着するまで継続)

・地方経済と地方都市の活性化、ゆとりや住み心地を重視した街作り(特に地方)

・財政の健全化(いざという時に対応できる財政余力を生み出す)

・中間層支援のための教育と住宅の負担軽減

 

成長戦略

自民党が公表している成長戦略を支持

 

具体的にはこの辺か?

 

新しい資本主義実行本部提言

https://storage2.jimin.jp/pdf/news/policy/203662_1.pdf

 

・成長戦略を加速させるキーワードは、中間層・中小企業・データデジタル、地方、イノベーション研究開発

 

エネルギー政策

・再エネ増やしたいし原発依存度は長期的に下げたい(が、あくまでも現実路線)

 

データ駆動社会

・リモート授業、遠隔診療、ドローン宅配、自動運転

 

デジタル田園都市

・田園に都市の活力を(ふわっとしてるが、デジタルで地方の活性化的なもの?)

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こうして見直すと、キッシーは、「大企業、東京」に利益が集中していたアベノミクスを修正して、「中間層、地方」に利益がいくようにしたいという考え方。

また、アベノミクスの成果を認めており(ついでに、民主党時代の経済はマジで終わってたと批判しており)、問題点は指摘しながらも激変は避けるという現実路線なのも特徴的。

 

今のところ、社会保障制度改革はうまくいってない(特に負担増がぐだぐだ)感があるが、その他については概ね、岸田ビジョン通りの方向性に進んでいるように思える。

首相がこういった方向性でというのを示すと官僚はそれに沿って評価されるように政策を推進するので、リーダーがこういうのを出すというのは大事だと感じる。

文章があまりうまくない(まとまってなく、洗練されていない)ので、本当にキッシーが書いたんじゃないかと思う。

 

普通、支持率が下がると党内からの突き上げがキツくなり志半ばで解散となりがちだが、キッシーは気にしてないように見えるし、今がデフレ脱却の正念場という認識なので、低支持率でもなんでもここに書いてあること(特に、金融緩和と財政出動で時間稼ぎしている間に、成長戦略を実施して物価と賃金を好循環に乗せること)をやり切るのかもしれない。

 

株価の史上最高値更新、上場会社のガバナンス改革、政策保有株の解消、東証の市場区分変更と低PBR会社煽り、新NISAの開始による貯蓄から投資への動き、ベースアップ、半導体関連の巨額投資、インバウンドの再開、異常な金融緩和の修正・・・などなど、色々なものがうまく噛み合って進んでいるタイミングなので、このままデフレから抜けて成長軌道に回帰して欲しいものだが・・・

 

住宅ローン金利が上がるぞ!とマスコミが煽りまくってる件 

マイナス金利の解除

 

日銀は3月19日にマイナス金利政策の解除を決定し、短期金利(の指標である無担保コールレート翌日物)の誘導目標を0〜0.1%に引き上げた。

 

ぼくは日銀ウェブサイトで植田総裁の会見動画を最初から最後まで見たが、「マイナス金利は解除するが金融緩和は維持する」「当面金利引き上げはしないし、将来金利引き上げする際には急には引き上げない」「貸出金利も預金金利も急に上がることはない」とかなり突っ込んだ発言をしていた。

 

会見発言録も出てたけど、日銀の会見は総裁の発言の力の入り方とか表情も見どころなので動画で見るといいと思う。

 

動画

https://www.youtube.com/live/4Rk3QQLRl0U?feature=shared

 

書き起こし

https://www.boj.or.jp/about/press/kaiken_2024/kk240321a.pdf

 

マイナス金利の解除(異常な手段の終了)と金利の継続的な引き上げ(金融引き締め)は別物だが、勘違いされないように何度も何度も説明していた。

 

将来の金利引き上げのタイミングについては「日銀が四半期ごとに出している物価展望レポートで、長期の予想物価上昇率が2%を超えるのが一つの条件」とも言っていた。

 

物価展望レポート

https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2401b.pdf

 

また、中長期的な金利引き上げありきではなく、「経済停滞、賃上げ停滞などリスクシナリオの場合は金融緩和拡充もあるよ」とも言っていた。過去の歴史を見ると、日銀が金利を上げ始めると、海外でショックが発生し、金利を下げるというのが繰り返されてきた。今回はないと良いが・・・

 

 

マイナス金利解除で即短期プライムレートが上がる説

 

日銀がマイナス金利を解除することは事前に報じられていた。時期については賃上げのデータが出揃った後だろうという見方があり、実際は拙速感があった(中小企業の賃上げ動向を確認できていないと植田総裁は正直に言っていた)が、3月なのか4月なのか程度の誤差だったと思われる。なら、新しいリスクが生じる前にさっさとやってしまえという話。

 

このマイナス金利解除観測に合わせて一部の自称事情通界隈で、マイナス金利解除と同時に短期プライムレートが引き上がる(=変動金利ローンを借りている人全員の金利が上がる)という説がそれなりに説得力を持っていた。

 

2016年にマイナス金利を導入した際、短期プライムレートは下がっていないのだから、解除されてもすぐには上がらず優遇金利が縮小さされるだけだろうというのが常識的な見方だったが、一方で、銀行の調達コスト上昇を広く薄く客に転嫁したいという説や、ネット銀行は調達力が低いから(本当?)金利上昇に弱いという説があった。

 

ぼくはほとんどの銀行で短期プライムレートは変わらないとしても、いくつかの銀行ではそんな動きもするんかなと思った。

 

ところが、蓋を開けてみたら、短期プライムレートを上げるぞ!と発表した銀行はまだ出てきていない。今の所はマイナス金利解除で即座に短期プライムレートが上がる説はデマだった。

 

金利上昇の不安を煽りまくるマスコミ

 

植田総裁会見でのマスコミの質問は理性的で良い記者会見だったが、各社の報道はひどいものが目立つ。

 

金利がある世界が始まった!長期的にどんどん金利が上がり続けるぞ!という不安煽り

金利は2026年には4.0%になるというみずほなんとかの試算を持ち出して、短期に急激な金利上昇があるぞという不安煽り←植田総裁が否定していた急激な金利引き上げ

金利上昇に備えてローンの返済を急げ!投資はするなよ!という煽り←論理が不明

・固定金利を選択しました!という人をたくさん取材して、みんな固定金利にしてる感を演出

 

植田総裁の会見見てないんじゃないの?と思えるお粗末な報道である。日本のマスコミのダメなところが全開という感じ。

日本人は不安を感じやすい国民性であり、不安煽りが視聴率をとりやすい。

ネットでは冷静な意見、ツッコミが多いように感じたが、中には極端な予想(ハイパーインフレだのなんだの)を前提にしたトンデモ理論も飛び交う状況。

 

 

事実を冷静に受け止めず、将来を不安視する国民性

 

ぼくは日本のマスコミやそれを支持する人たちは、過去のデータや今、まさに発生している事実に目を向けずに、やたらと将来の極端なネガティブシナリオを悲観視、不安視する傾向があると思う。

 

確かに、変動金利はわかりにくいが、調べれば短期プライムレートや優遇金利の解説が出てくるし、過去のデータも見れるし、日銀がどんどん金利を上げようとしているのかは植田総裁の会見動画を見ればわかるのだが、不安な人は不安だ不安だ言う割にはいずれも見ていない。

 

また、金利が上がり続ける世界になった場合、賃金、GDP、株価、不動産価格がどうなるのかという試算前提があるわけだが、それも調べずに金利だけを切り出して不安視している。もちろん、全ての状況を予想することはできないが、金利が安定的に上がり続けるということは、経済が絶好調ということだろう。本当にそんなに楽観しているのか?

 

 

金銭的な損得と安心料

 

変動金利か固定金利かという話の詳細は今回は触れないが、結論だけ言えば、現在の支払い能力が継続すれば破綻リスクを最小化できるのが固定金利、現実的なほとんどのシナリオで金銭的に得をしやすいのが変動金利である。

 

金銭的な損得だけに着目すれば固定金利を選択するのはもったいないが、自分が不安を感じやすい性格で、金利変動が気になってQOLを損なってしまうなら、固定金利金利も有意義だと思う。

 

現時点において、「金銭的に損をしないために固定金利にしろ!」と煽るのはあまりに現実を見ておらず、極端な予想を前提とした過剰な不安煽りでしかない。

 

なお、どちらが得なのか知りたい人はこちらの動画を見ればわかる

https://youtu.be/J0EFEldFJaQ?si=c6fJ11TNg94wvFgY

 

 

エア金利上昇による金融引き締め効果

 

不安煽りの結果、無駄に固定金利を選択したり住宅購入予算を抑えたりする人が発生すると、実際には金利を引き上げていないのに金融引き締め効果が生まれる。

 

日銀は冒頭のとおり、異常な手段は終了するが金融緩和は維持する(必要)という考え方であるのに、金融引き締め効果が出てしまうのであれば本意ではないだろうし、落ち着けよという話だが、Xでクソリプ送ってくる人を見ると、自分が見たいものしか見ない不安を感じやすい人も多いようで、エア金利上昇による金融引き締め効果もバカにならない(=この点でも金融緩和は必要)よねという話である。

 

モデルYが値下げされたぞ!!

コロコロ価格を変えるテスラがまた価格を変えていた。グローバルに需要喚起のために値下げをしており、今回はその一環で日本も対象になったっぽい。いくらになったのか。

 

補助金適用前)

モデルY RWD 563万円→539万円(値下げ後)

モデルY ロングレンジ652万円→629万円(値下げ後)

 

約30万円の値下げ。在庫車(走行50km未満の新車で補助金対象となる)3月までの納車に限定して値下げとのこと。

グローバルではすでにやっていることなので、このタイミングで新型に変わるとかではなく、在庫と生産力の調整って感じ。

 

補助金適用後)

国の補助金が65万円、都の補助金45万円が支給されるので、都内の場合は以下のとおり。

モデルY RWD 539万円→429万円

モデルY ロングレンジ 629万円→519万円

 

諸費用込みで450万円、550万円って感じだろうか。

今時、この価格で買えるSUVは少なくなってきたのでどちらもお買い得感あり。都内じゃなくても、駐車場代考慮したら都内より安い。

 

(購入後の維持費)

モデルYは日本の道には巨大なSUVだがモデル3の維持費と大して変わらないと思われる。

ぼくの事例を挙げると、こんな感じ。

 

駐車場・・・マンションの機械式駐車場の場合、車幅1950以上のミドルルーフ以上の駐車場じゃないと入らないから高くなりがち。

保険料・・・車両保険は国産車に比較して高いがまぁ仕方ない(ネット保険で調べてみるとだいたいの水準がわかるが普通の外車くらい)

修理代・・・壊れないし、壊れても保証があるので無料。ぼくの型のモデル3の場合、エアコンが壊れることがたまにあるようだが、ぼくのは全く壊れてない。

      自損事故の場合、認定ボディショップでバンパー交換で25万円(パーツ代込み)、ヤナセに持って行くと50ー100万円。

      モデル3、Yともデカくて左前が見えない車なのでホイールをガリる人が多く、修理に出すと1つ2万円程度でピカピカになる。

タイヤ・・・安いのを選べば10万円未満であるが、20−30万円くらいのを選ぶ人が多そう。

税金・・・お安い。東京だとタダ。

充電・・・スーパーチャージャーが値上げされまくりなので、1kmあたり15円くらい。1000km走行で全てSCを充電すると15000円程度

     イオンなら1kmあたり2、3円程度。たまにモールで無料のやつもあるが混雑しているし民度も低いのでおすすめしない。

     家充電はやったことがないのでよくわからんがSCよりは安いはず。

改造・・・最低限、デジタルバックミラー(数万円)はつけた方がいい。あとはヨークハンドルとかオートフランクとか、趣味だが、さほど高額なものはない。

洗車・・・テスラはピカピカで乗りたい人が多いので、コーティングや洗車にお金かける人が多め。自前でやればお金かからないが。

 

テスラはオプションは少ないので追加でお金がかからない。またネットでポチるのでディーラーで嫌な思いをするとか、交渉が面倒とかもない。

今から新規に買う人は結構チャンスだと思う。

 

バッテリーの劣化だが、3年経過、ほぼ急速充電運用で劣化率が5%程度。体感的にはほぼ誤差レベルである。

バッテリー劣化は最初数年は急だが徐々に緩やかになって行くので、そんなに気にする必要はないと思う。

故障したら無料で交換してくれるし、保証が切れた後に自費交換でも150万円程度と聞いた。ま、30万km走るとかでなければ交換する事にはならないはず。

 

(今後のモデルチェンジ)

値下げされるということは、すぐモデルチェンジあるんじゃないの?ということだが、2023年にモデル3で行われたのと同じリフレッシュがモデルYでも行われると予想される。

この時期がいつになるのかは不明(リフレッシュせずとも売れるので粘るかも)なのと、モデル3の事例をみると新型は値上げされる可能性がある。

アメリカではオーディオなどをダウングレードされたモデルYが発売される予定とのことで、性能が下がってしまう恐れもある。

まぁどうなるのかはわからないが、今のスペックでも十分素晴らしいものになっているので、買うには良いタイミングだと思う。

とはいえ、今後も値下げはありそうなので急げ!!ってほどではないが、モデルYでは今までで1番良い機会かも。

 

(RWDかロングレンジか)

自宅充電がないならロングレンジにしておいた方がいい。雪山に行くならロングレンジがいい。

自宅充電あり、雪山行かない人なら、趣味の問題なのでパワフルなのがいいかで決めればいい。

 

(来年の補助金

EV補助金は毎年コロコロ制度が変わっていく。制度が大幅に拡充されるなら来年度まで待ってもいいが、最近は渋いのであまり拡充は期待できない。

若干改悪されることもあり得るが、基本的には現状維持といったところと思われる。

 

(買い替えの場合)

新規にモデルYを買う場合は素晴らしいチャンスだと思うが、モデル3から買い替えの場合はどうか。

モデル3ロングレンジから買い替える場合、2021年の最安時期に10年ローンで買った人は借入額500万円で満3年経過の人がそれなりにいる。

満4年じゃないので補助金の一部返還が必要になる。お金がどうというより、クソ面倒。

 

また、500万円借りて10年ローンで3年経過だと350万円強くらいの残債があるが、下取りは250万円くらい?という説があるので、100万円くらいの追い金が必要になる。

となると、RWDで実質500万円程度、ロングレンジで実質600万円程度となり、悪くないけど安くもないという感じ。

下取りを50万円から100万円上げられないとなかなか買い替えは進まないのでは。(中古のEVに補助金が新車の半額くらい適用されれば多少価格も上がりそうなものだが)

 

 

 

 

 

テスラで雪山で籠城した話

軽井沢から諏訪への移動中に、雪山の上で車を動かせなくなり、割と大変な目にあったので記録。

 

トラブったのは車ではなく、布製のチェーン。布製のチェーンとは最近流行っている取付けが容易なチェーンだが、付け方が悪かったのか運転が悪かったのか、しばらく雪道を走って雪がないところに出てチェーン着脱用のスペースがあったので、停車してチェーンを取り外そうとしたら、布製チェーンが2輪とも車輪の中に食い込んでいることを発見。ディスクブレーキにガッツリ食い込んでいる。

 

外そうと努力したがしっかり食い込んでいるのかびくともせず。それまでは普通に走れていたのだが、見た目的にこのまま走るのは危険と判断して、ロードサービスを呼ぶことにした。この時点で16時頃。そろそろ日が沈むタイミング。さらに、止まったのは通行量の少ない山の上。周囲には民家もなく、街灯すらないガチの山。かなりやばい状況である。

 

<布製チェーン>

布製チェーンが悪いということはないと思うが、前もって装着や走行のテストをしなかったのはまずかった。雪のない道しか走る予定はなく、保険のために買っておいただけだったのを、行き先をちょっと伸ばしてみたので装着が必要になった。チェーンをつけるタイミングは良かったのだが、とにかく、車輪に巻き込んで危険な状態になってしまった。チェーンは純正のものを買えば良かったし、タイヤも・・・と考えたがもう遅い。

 

<通信>

ロードサービスは電話でのやり取りがメイン。ロードサービスを手配するコールセンターに電話して、状況を伝えたりロードサービスの利用条件を聞いたり。また、業者に場所を誘導したりする。ぼくのケータイは圏外で妻の電話が繋がる状態だった。両方圏外だったらヒッチハイクして電波のあるところに移動しなければならず、心が折れていたと思うので、通信の大事さを痛感した。その後、いろいろな方面へ電話したり、車両にテザリングして映画を見たりして気を紛らわせていた。つまり、車両の通信も圏外だった。通信は命綱であり、通信が切れたら外部から助けを呼ぶことができない。通信が切れる場所には行くべきではない。行くなら、スターリンクとかを保険に持っておく。それも無理なら、せめて、複数のキャリアを契約してリスク分散しておくなどが必要だと感じた。また、シガーソケット等からスマホを充電できるようにしておいた方が良い。

 

<エネルギー>

たまたま、ドライブ前に軽井沢プリンスのスーパーチャージャーで多めに充電していた。デステネーションチャージャーがある宿だったので割高なスーパーチャージャーで充電するのはもったいない気がしたが、食事中に余裕を持って400km程度の航続距離まで回復させていた。これが結果的に非常に良かった。停車したのは山の上でド田舎なので、20kmくらいはガソリンスタンドもコンビニも民家さえない場所だった。ガソリンでも電気でも水素でも余裕を持っておくことが大事だ。雪国を走る場合は、走行予定距離+バッファに加えて、いざとなれば1日くらいは籠城できるレベルのエネルギーを確保しておくべきだ。雪山を走るなら、ロングレンジ+スタッドレス+チェーンはケチるべきではないと感じた。ロングレンジは都市部オンリーなら過剰スペックだが、雪山では少しでも多くのエネルギーがあったほうがいい。

 

<籠城>

車を停車した時点で航続距離が300km程度だった。日没後、エアコンやシートヒーターをつけていたら1時間に10km程度のスピードで航続距離が減少していくのがわかった。エアコンを切ってシートヒーターでケチれば半分くらいに抑えられそうだ。残存航続距離が十分で、減り方がゆっくりだったのが精神的に良かった。エアコンつけ放しで1日以上籠城できる。日中はガラスルーフで車内が暖かくなるのでエアコンが不要なくらいなので本気出せば2日くらい籠城できそうだ。ぼくの車はガソリン車に比べると航続距離は短いのだが、エンジンがないので籠城しても一酸化炭素中毒になるリスクはないことからも、車内に安心してこもることができた。ぼくの車は航続距離はガソリン車に比べて短いが、安全に籠城できる能力は高いんだなと感じた。ただ、狭いので長くいるのはやや苦痛ではある。

 

<テスラのロードサービス>

まず、テスラのロードアシスタンスに電話したところ、車両故障じゃないので、契約している損保やJAF等のロードサービスで対応よろしくとのことだった。また、サービスセンターに持ち込む場合は板橋までもってこいとのことである。板橋までは150ー200kmくらいのレッカーが必要になる。まぁこれは想定通りだったが、ロードサービスを契約してない場合は業者紹介くらいしてくれるのだろうか・・

 

SBI損保のロードサービス>

続いて契約しているSBI損保のロードサービスに電話した。SBI損保の事故対応は最悪だぞという話をよく聞くので警戒していたが、ロードサービスは完全に委託だからかすぐ繋がり、対応は丁寧で効率的だった。150kmまで無料でレッカーできるよということだった。これは長めのほうだ。SBI損保のテスラ専用プランを契約していたのだが、テスラはサービスセンターが少ないのでレッカー距離を長めにしているのだろうか。基本的に外車専用のロードサービスプランはロードサービスが手厚いことが多い。修理できるところが限られるためだろう。

 

<年末年始のロードサービス>

ぼくはコールセンターでバイトしていたことがあるので、年末年始や連休のロードサービスの事情を知っていた。普段は長距離運転しない人や雪道に慣れてない人が運転するので、事故や故障は爆発的に増えるのに対応できる業者は休業中で少なかったり時間制限がキツかったりして、業者の現場到着まで時間を要するのである。特に、山の上のような場所は最悪で、業者到着まで4時間から6時間くらいかかることもある。ついでにコールセンターで働いている人も少ないので電話は鳴り止まず、電話もつながりにくい。年末年始のようなタイミングでは救急車も病院も同じような状態になりがちなので、ぶっちゃけ旅行せず大人しくしておいた方がいいのだが、そうもいかないし、もう遅い。

 

<業者到着までに要した時間>

コールセンターの担当は、「年末年始は多くの業者が営業しておらず、業者を手配するのに時間を要するので、手配できたら連絡する」ということだった。ここから30分くらい経過して、電話が来て、「なんとか手配できそうだが、現場到着まで90分から120分かかるがいいか」という話があった。そのくらいなら全然OKである。その後、1時間くらいして業者から連絡が来て、「今から90分から120分かかる」ということだった。まぁ仕方ない。その後、山の上だったのでうまく誘導することができず、さらに時間を要して、結局、車を止めてから5時間後に業者の車両が到着した。到着したときは救われた思いだったが、現場対応がうまくいかない場合はレッカーとなり、そうなったら、同乗していた家族はどうやって移動するのか考えるだけで嫌になる。

 

<現場での対応>

業者の方の現場対応は素晴らしかった。念の為、レッカー車で来てくれたのだが、現場対応で走行可能になった。タイヤを取り外し、からまっていたチェーンを取り外し、故障箇所がないか確認してタイヤを戻す。食い込んでいた2つのタイヤに対応して20分強。暗闇の中だったが、ジャッキアップもタイヤ交換作業も余裕だった。結果、異物を除去したら走行可能になった。できた方で、ぼくたちが落ち込んでいると、「事故で怪我とかじゃなくて良かったですね!」と前向きに励ましてくれた。確かに、この雪山で事故って自走不能になり、家族が怪我したら本当にどうしようもなく、大した問題ではなくて良かった。たまたまラッキーだっただけだが。

 

<家族の状況>

家族旅行で4人で移動していた。最初の段階から、これは長い時間を要すると感じていたので子供が大丈夫か不安だったが、結果としては家族がいて良かった。最初はタクシーを呼んで家族と荷物だけホテルに送ろうかと考えたが、それをやったら精神的に参ってしまったかもしれない。籠城している時間は長く感じる。そんな時にいろいろ話したり映画を見たりして時間を潰した。子供が上機嫌でいてくれたので親の精神衛生も良かった。通信が取れる場所だったこと、ロードサービスが手配できたこと、十分にエネルギーがあったことが安心材料だった。また、子供も飛行機移動用にネットフリックスの子供番組をダウンロードしていたのでそれを見たりしていた。

 

<荷物>

寒冷地に移動しているところだったので、スキーウェアや毛布を積んでいた。これは良かった。また、食べ残していたパンやお菓子、飲み物が少し残っていたのも良かった。別にお腹は減らないが、長い時間を過ごすと何も食べ物や飲み物がないと不安になる。普段から食べ物、飲み物、簡易トイレ、ホッカイロ、電気毛布などは積んでおくといいのかもしれない。

 

<待っている間の出来事>

数時間、ハザードをたきながら籠城していた際、クロネコヤマトのトラックが止まって女性スタッフが声をかけてくれた。「行きも帰りも停車していたので気になって声をかけました」ということだった。ここは電波が悪いこと、この先の道や店舗の状況(雪はないが店もない)を聞いたりした。「何か買ってこようか?」「電話できないなら代わりに連絡をしようか?」と言ってくれたが、ロードサービスを手配済みだったので感謝だけ伝えてお別れした。追い詰められた状態だったので親切が心に沁みた。

 

<自走可能>

車が再び動いた時はとても嬉しかった。ブレーキ周りは目視で確認し、線が外れたり割れたりしている様子はなかったが、実際動かしてみないとわからない。長時間停車していたのでバッテリーが冷えて、当初は回生ブレーキが弱くなって、回生ブレーキ制限のアイコンが表示されていたが、しばらくすると消えた。

 

<ふりかえり>

トラブルを招いたのは自分の準備不足や知識不足だったが、起こってしまった事には結果的にはまぁまぁうまく対応できた。キーとなったのは、「通信が生きていたこと」「エネルギーが十分だったこと」で、これが欠けていたらかなりやばかった。トラブルを起こさないためにはトラブルに近寄らない事(雪山は走らない、特に年末年始は)としっかり準備することが必要だと思うが、それでもどうしてもトラブルは起きるので、いざという時のために通信とエネルギーは余裕を持っておくべきだと痛感した。

 

 

 

ベトナムのハワイと呼ばれるダナンに行ってきた

ハワイは高すぎるので、ベトナムのハワイと呼ばれるダナンに行くことにした。

スカイスキャナーで目的地未定で探してたら安くて良さそうだったのと、行った人みんなが絶賛していたので行くことにした。

 

ダナンはベトナム中部の都市で日本から6時間程度、直行便がある。時差は2時間。

事前の調査によると、ダナンは観光地開発が凄まじく、欧米の巨大なホテルが建設ラッシュとのこと。

これらのホテルはピカピカで安いので、ホテルステイが楽しいぞということであった。

 

ぼくは20年前くらいにタイに旅行した際、清潔なトイレがなく、売り物の果物にハエが集っている様子を見て、

シンガポールと香港と上海以外のアジアには二度と行くまいと思ったのが、それから20年、アジアの主要な場所はどこも開発ラッシュで、衛生状態は改善したそうだ。

そこで、開発されているアジアの観光地ってどんな状態なのか見たいと考えていた。

で、実際どうだったのか。

 

(ハワイを名乗るのは無理しすぎ)

建物や長いビーチはハワイと言えなくもないが、流石に無理しすぎ(建物の豪華さはダナンが勝っている。現在計画されている建物もすごい)。

ビーチはなぜか波が泥を巻き込んで茶色い感じで場所によっては開発途中で放置されていて雑然としている。

あくまでもアジアのリゾート開発されている場所ということ。開発がされているところは綺麗だが、隣の住宅地は汚く、この感じはアジアだよなという感じ。

 

(空港やホテルは清潔)

空港は日本と同じくらい清潔で機能的であり、嫌な感じは全くしない。

基本的にGrabで移動するのだが車も綺麗、運転も丁寧で嫌な感じは全くしない。

ホテルは建設ラッシュでどれもピカピカ。トイレなども清潔。(トイレットペーパーが流せないのはアレだが)

空港からホテルはGrabで15分から20分程度。日帰り観光地のホイアンまではGrabで60分程度。Grabは供給過剰なのかわからないが、呼び出すと1分で到着する。便利すぎる。

 

(飯がうまい)

ベトナムの飯はうまい。フォー、生春巻き、春巻き、揚げワンタン、各種巻物類、優しい味で飽きない。

中華料理やアメリカ料理は味が濃すぎて2日もすると飽きてくるが、ベトナム料理は日本料理に似ていて、薄味で新鮮な野菜を使うので飽きない。

ぼくはアジア料理が好きなわけではないがベトナム料理はうまいと感じた。日本食に似ているからだと思う。

また、レストランの多くは写真付きメニューや英語メニューがあるのでイメージとの乖離がない。

 

ダウンタウンは空気が悪い)

ダウンタウンを少し歩いてみたが、ホテルが立ち並ぶビーチ沿いとは全く異なるカオスである。

とにかく空気が悪くて騒音がすごい。ベトナムはバイクが多く、このせいで混雑する都市部の空気はひどいことになっている。

 

30分もするとまいってしまうレベル。ベトナムでは国産EVメーカーのビンファストが注目されているが、この空気をなんとかしたいということもありあそう。

走っている車は日本車の小さなセダンが8割、韓国車1割、ビンファストほか1割という感じだった。

治安は良いようだが空気が悪すぎて歩く気がしない。

 

(物価が安い)

円安を加味しても、日本よりも物価が安い。大体、3分の1くらいだろうか。家族で食事して数千円。ホテルは2万円(一人当たり5000円程度)という感じ。

マッサージとかが安くて、ホテルでも60分3000円とか4000円とか。毎日行くレベル。移動はGrabで数百円。基本的にお金があまりかからない。

ここは大きな魅力でアメリカに行くとしょぼいサービスでチップだけもりもり要求されるひもじい生活になってしまうがダナンでは豪遊できる。

サービスの質も高く、親切なので嬉しい。

 

(国民性が穏やか)

他のアジアの国に比べて穏やかで控えめな国民性のため、日本人に似ているところが多い。

アメリカ人と違って自分が間違ったら謝ることができるし、中国人と違って強引な勧誘とか人前で大声を出すとかもない。笑顔もにこやか。

この辺は日本人と似ているように感じた。ガツガツこない、丁寧、控えめな感じ。

 

(予算)

今回、クリスマスのハイシーズン(ベストシーズンでは全くないのだが、人気で高い)航空券が一人10万円、宿泊が1泊2万円(朝食付き)、

Grabが1日数千円、その他が1日数千円という感じだった。

全体としては、60万円くらいか。大部分が航空券なので航空券がもっと安い時期を狙えば、もっと安く行けそう。

 

(おすすめか)

基本的にホテルステイ+Grabでピンポイント観光という感じの過ごし方になるので、子連れでも行ける。

飯がうまく、良いホテルが安いので、満足度が高い悪くない滞在先だと思う。

ただ、青い海とかフラダンスとか、そういうハワイ的なものをイメージすると全然違うので、その辺は注意。あと、片道6時間の飛行機は結構長く感じた。

 

また、ダナンは12月はあまり良い季節ではなく、雨が多く15度くらいで寒い日もある。ぼくは若い頃はハワイなんて退屈派だったが、年末年始で家族で行く場合、天候が良いところはどこも遠いので、そこそこ近場で、家族で安心してすごせて、天気が良くてリラックスした場所として、ハワイはすごいと思うようになった。高いけど。

湾岸タワマン+マイカーのライフスタイルと必用なお金について

ぼくは2021年にマイカーを買ったのだがそれまではカーシェアや公共交通で移動してきた。マイカーを買って以降、大きくライフスタイルが変わったので、記事にしてみた。

 

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千葉ドライブでの一コマ

 

お金が無限にあればマイカーはあったほうがいいに決まっているが、現実的にお金は限られる中で大きな固定費になるマイカーはあったほうがいいのだろうか?と気になっている人向けの記事である。

 

イカーがない時代の移動手段

 

ぼくはDINKS、子供一人時代はマイカーは持っておらず、必用に応じてカーシェアを借りたり、地域のバスを利用したり、タクシーを利用したりしていた。特にそれで不自由しておらず、旅行の時は実家から車を借りたり、レンタカーを借りたりしていた。子供一人であれば親一人が見ている間に、もう一人がフリーになることもあり、公共交通機関での移動もそんなに大変でなかった。タクシーにもベビーカー一台乗せるだけならそんなに大変ではない。

 

タクシーはケチらず、カーシェアは必用な時に利用していたが、利用頻度は低く、週に1回程度、多くても2回程度だった。このため、車を買うのはコスパが悪すぎる気がして買わなかった。実際、移動にかかる費用は月3−5万円程度だった。

 

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雨が降るといなくなるタクシー。ライドシェアはよせい。

 

それでも不自由していなかったが、子供が2人になったら荷物が爆増し、外出が急に億劫になり、マイカーの必要性を感じた。さらに、2020年にコロナが発生して公共交通機関でマスクをつける必要があるようになり、だるさがました。そこで、マイカーを買ってみた。在宅勤務で家で過ごす時間が増えたことも、車に乗る機会が増えると考えた。

 

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湾岸を代表するファミリーカー、アルファード、価格は高いが残価も高い

 

イカーによるライフスタイルの変化(メリット)

 

イカーを買ってからは、片道60分以内くらいの場所への移動のハードルが大きく下がった。今までは電車に乗るためにベビーカーやら着替えやらを用意をするのがだるかったが、車に積んでおけば用意は不要で、車に乗って音楽をかけながらぼちぼち移動すると目的地についている。フットワークが軽くなり、テレビや雑誌で新しい情報を見ると、とりあえず行ってみるかとなる。

 

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湾岸に多いマカン、ギリギリ機械式にも入る(カイエンはほとんど入らない)

 

これで60分圏内の公園、動物園、水族館、アウトレット、モールなどを巡った。カーシェアを借りてまでいかないが、行ったら行ったで面白い目的地である。その後、我が家ではスパ銭がブームとなり、毎週末にいろんなスパ銭に行くのが習慣となった。車でなければ辿り着けない立地に素晴らしいスパ銭がある。長距離ドライブが好きな人、ペットをペットを連れて移動したい人、荷物の多いスポーツやキャンプなどをやる人にとってもマイカーは最高のツールだろう。

 

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港区のカローラ、Gクラス、たくさんいるが、みんなどこに置いてるのか謎

 

また、車での移動がとても快適なのは悪天候の日である。猛暑、大雨、台風の時にも車でサッと移動できる。妻や子供を駅や習い事へ送っていったり。悪天候だがどうしても会社に行かなければならない時に、車でも行けるのは心強い。ぼくはコロナ期から、天気が良い日は運動のために自転車で通勤するようにしているのだが、電車が止まるような悪天候の時は車で行くこともある。これも、カーシェアだったらわざわざ借りてまでは行かない。というか、そういう日はみんな使いたいのか、借りられないことが多い。肝心な時に使えなければ頼りにならない。

 

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最近増えてきたテスラ車、湾岸はテスラを買う人が多い。

 

さらに、マイカーを書斎、リラックスルームとして使うことがある。夜眠れなかったり、ストレスがある時に車で誰もいない埠頭を走っていると楽しくて、色々どうでも良くなるし、充電を理由に出かけて、本を読んだり、コーヒーを飲んだり、ネットフリックスを見たりと、サードプレイスとして楽しんでいる。洗車や車の簡単な改造も趣味として楽しんでいる。

 

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レクサスNX、RXはファミリーに人気

 

イカーによるライフスタイルの変化(デメリット)

 

イカーを買ったら、移動のハードルは下がるが、実はハードルが上がることもある。電車に乗るハードルが上がるのである。駅は混雑しているし、電車はうるさいし、混雑してたり、揺れたり、冷房が弱かったりつ強かったり、変な匂いがしたり、暴力的なやつがぶつかってきたり、痴漢冤罪があったりと、できれば乗りたくない。それでも車がなければ電車に乗るしかないが、車があると電車を避けることができてしまう。

 

これにより、電車でしか行けない場所、駐車場がない場所への移動のハードルが上がった。素晴らしい場所でも、「で、駐車場あるの?ないの?じゃあいいですぅー」となる。

 

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駐車場ないの?

 

実は湾岸から都心は電車に乗れば10分や20分くらいなのだが、それでも乗るのがだるい。で、たまーに意を決して電車に乗って都心のレストランやアパレル店に行ってみると、素晴らしい体験ができるので、車を持つことで出不精になるのは勿体無いなという感じ。

 

また、運動不足にもなりがち。短距離でもついつい快適な自動車で移動してしまう。マイカーによる運動不足解消のため、車でジムに行くみたいなチグハグな感じにもなった。

 

湾岸タワマン+マイカーの特長

 

以上は、マイカーを持つことによる変化だが、特に湾岸タワマンとマイカーは相性がいいと思う。湾岸は都内ナンバーワンレベルに道が素晴らしい。というのも、平日昼間は物流に使用される道路なので大型トラックが通れる広々とした真っ直ぐな片道3車線が基本で、たまに5車線に広がる。交通量も多過ぎず、渋滞しない。郊外や下町に行くと、道が細く片側1、2車線のみしかなくクネクネして走りづらく、自転車や路駐が多い。湾岸だと歩車分離されており、路駐も少ない。要は湾岸の道はストレスが少ない。

 

湾岸にはららぽーと有明ガーデン、お台場のモール群など、モールがたくさんある。子供が小さいとモールは便利で、これらを使い倒せるのは便利。公園や海や運河沿いも広々している。都心に割と近い場所で、広々した郊外的な生活ができる。

 

湾岸はあらゆるところに高速の出入り口があり、すぐに高速に乗れるので、遠距離移動も楽で効率的である。行きも帰りも楽。都心への移動も郊外への移動も楽。これで、移動の自由を感じるし、いろいろな場所に行くのに、車はとても快適だ。なんとなく調べてナビにセットして1時間くらい走れば大抵のところに到着している。

 

湾岸タワマンはタワーパーキングが多い。昔は自走式だったが、コストの観点からもはや自走式は無理。タワーパーキングは許容される車幅が狭かったり、ハイルーフ駐車場が少なかったり、並んでると車が出てくるまで時間がかかるなどのストレスもあるが、室内保管なので車が綺麗な状態で維持できるのは良い。湾岸を走ってる車はみんな綺麗にしているし、綺麗に保つハードルの高い黒い車をカッコよく維持しやすい。湾岸民は車で通勤しているわけではなく趣味車なので、綺麗に維持したいという人は多い。

 

なお、車を持たない代わりに、駅近マンションや広いマンションに住むという選択もありだが、なんだかんだ言って、そういうマンションに住んでも車も買うことにはなると思う。

 

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マンションのタワーパーキング

 

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機械式駐車場ばっちりのサイズのCX30だが、言うほど見かけない

 

イカーの所有コスト

 

イカーの所有コストは、主に、車両代、駐車場代(自宅、出先)、保険料、高速代、燃料代、税金、その他メンテナンス代(修理、タイヤ、洗車など)などから構成される。ざっくり500万円くらいの車を買うと、毎月5万円くらいの車両代、300円くらいの車を買うと毎月3万円くらいの車両代と考えれば良いと思う。残価とか色々あるけどざっくり。

 

駐車場はタワマンの場合は3万円程度。保険料は車と年齢次第だが、まぁ月1万円程度(車両保険込み)とする。税金はサイズ次第なのでググれ。高速代や燃料代は走行するとモリモリかかる。ざっくりだが、湾岸タワマンで車持ってる人は月10万円以上(車両を除けば5万円以上)は払っているのではないだろうか。

 

月10万円以上の固定費となると、なかなかのパンチ力だが、問題はそれだけでなく、マイカーを買うと支出が爆増するということである。

 

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ガソリン代の高騰が話題だが、ぶっちゃけ維持費の大部分は車両代、駐車場代、保険料なのであんまり影響ない

 

ついつい、旅行に行ったり、スパ銭に行ったり、アウトレット行ったり・・・と今までならやってなかったことをどんどんやるようになる。支出が大きく増える。

 

イカーは単なる移動手段としてはコスパ悪い(稼働していない時間がほとんどなので当然)が、もはやそういうレベルの話ではなく、マイカーを持っていなかった時にはできなかった体験がたくさんできる代わりに支出が爆増し、強制的にQOLが大きく上がるということである。

 

したがって、マイカーの所有のコスパはどうなんだと考える際はパフォーマンスをどう評価するのかによってくる。

 

イカーはお金がかかるが、小さな子供と過ごせる実は人生においてわずかな期間を充実させてくれるのは間違いない。

 

無条件に車が好きな人は独身だろうが買うだろうが、有効活用できそうか、費用対比でどうかと迷う人については、「子供が2人以上ならマイカーを買ったほうがいい」「子供1人なら有効活用できそうか(車を使うと捗る趣味があるか)考えたほうがいい」というのがぼくの意見。

 

まぁ、できれば買ったほうがいい。が、月10万円以上だから・・・。代替消費との比較で考えると、車にそれだけかけていいのか?と考えるのも自然。

 

とはいえ、最近のマンションの高騰っぷりを見ていると大して利用価値が変わらないのに数千万円も上がっているのを見て冷める。それに比べると、車は最新のものが数百万円で買えて激安だなと感じることもある。まぁ比較するものでもないけどね。

 

晴海フラッグ周辺の施設開業予定を一覧化したぞ

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晴海フラッグの街開きにあわせて、様々な施設がオープンしていくので、一覧化してみた。開業時期は若干予想を含む。(春→4月など)

 

見ていただくとわかるが、2024年4月の開業ラッシュっぷりが異常。

 

2023年
・10月:シティサーキット東京ベイ開業(青海・パレットタウン 跡地)

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国内最大級のEVレーシングサーキット。EVレーシングカートとシミュレーターを使用し、屋外並びに屋内コースで本格的な都市型レーシング体験とVRなどによるe-Motorsports体験を提供する。屋内コースでは、プロジェクションマッピングなど新技術を活用した今までにないドライビング体験を演出する他、キッチンカーによる飲食、ラウンジやサウナなどの併設も計画。モータースポーツファンからファミリー層までが一日中楽しむことのできる空間を提供するという。

EVレーシングねぇ…という感じだが、PRムービーを見ると結構ガチのレーシングサーキットっぽい。なぜか室内にサウナできるらしい。サウナだけってことはないのでお風呂もできるのか?サウナとシャワーだけなのか?


・12月:晴海地域交流センターはるみらい(晴海・旧ほっとプラザ晴海)

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開設から20年が経過し、施設が大規模改修の時期を迎えている中、晴海地区に新たなまちができることを踏まえ、温浴プラザ「ほっとプラザはるみ」をリニューアルし、地域住民等が連携して行う地域活動の総合的な拠点として晴海地域交流センターを開設いたします。

リニューアル後の施設を見ると、温浴施設は廃止され、スポーツ、交流、シャワー、レストランなどの地域交流拠点になるようだ。悪くはないが、キレッキレの温浴施設を作って欲しかったところ。

 

2024年
・1月:晴海フラッグ板状棟入居開始(賃貸棟も入居開始)

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晴海フラッグへの入居は段階的に行われるようだが、2024年から建物に電気がつき、盛り上がるはずだ。みんなの写真ツイートを期待。内見した方の写真を見せてもらったが素晴らしい出来。共用施設もどんどん使っていきたい。


・2月:千客万来施設開業(豊洲市場

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温浴施設と商業施設かなる千客万来施設がオープン。駐車場があり、バスでもアクセス可能なため、期待。一方で、思いっきり観光地なので、観光地価格なのかもしれない。。

料金が発表され、想定通りのお高さ。こりゃ、ご近所割引とかないとなかなか行けないね。

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出所

https://toyosu.tokyo/news/toyosu-senkyakubanrai-info/

 

・4月:晴海西小学校、中学校開校

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ピカピカの学校がオープン。全学年が新入学だが、入学式はどうなるのだろうか。晴海フラッグ民が大集結する一大イベントになりそうだ。


・4月:ららテラス晴海開業(2024年春)

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晴海フラッグ民を支える商業施設、ららテラスがオープン。サミット、ダイソー、ジム、保育園、レストランなど、生活密着の施設になりそうだ。駐車場もあるので、オープンしたら遊びに行きたい。晴海フラッグの生活の質はららテラスにかかっている。みんなで育てていきましょう。


・4月:BRTステーション開業

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晴海フラッグのバスターミナルがオープンして本格的に運用開始。BRTの輸送力はどうなんだ?という話もあるが、どんどん改善していって欲しいところ。連節バスは見た目もよく、新しい交通手段という感じだ(バスだけど)。BRTはユーザーの意見を聞いて改善するという取り組みをよくやっている。こちらも、一緒に育てていこう。


・4月:晴海・日の出航路開業(2024年春)

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晴海フラッグのBRTステーションから日の出埠頭への船便がスタートする。が、日の出埠頭から駅まではそれなりに離れているので、日の出で働いている人以外は使うのだろうか…日の出埠頭にはハイノードというイケてるレストランがあり、晴海フラッグがドーンと見えるので一度は使いたい。芝浦プロジェクトが開業後は野村不動産の人は使うのだろうか…

 

・4月:中央区晴海特別出張所開業(保育園は4月、図書館は7月 )

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役所、保育園、図書館などの機能を持つ出張所がオープン。新しい図書館は気持ちよさそう。役所の出張所も便利。


・4月:プレミアホテル-CABIN PRESIDENT-東京開業(2024年春)

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オフィスとホテルの複合開発で、ホテルが新設される。130戸とあまり大きくなく、シティホテル、ビジネスホテル的なノリの模様。まぁ一度は泊まってみよう。晴海フラッグへの引っ越し前に泊まるならここか、ラビスタが良さそう。

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ウェブサイトが更新され、レストランやカフェができると公表された。近所にカフェが増えるのはありがたい。トリトンまで行かずとも寄れるのが嬉しい。

 

・4月:イマーシブフォート東京開業(2024年春)

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ヴィーナスフォート跡地に、テーマパークが開業!ヴィーナスフォートの施設を一部再利用。テーマパークということで、頻繁にいくものではないが、USJ再建をした刀が協力するということで、若干人気がダウンしてるお台場を盛り上げる人気テーマパークになってくれることを期待。イマーシブフォートとは、サスペンスやホラーの物語の中に入る体験ができるテーマパークとのこと。


・4月:パークタワー勝ちどきミッド入居開始

・5月:パークタワー勝ちどきサウス入居開始

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巨大なマンション、パークタワー勝どき入居。人道橋、下駄履き施設(飲食店)、じゃぶじゃぶ池に期待。

 

・4月:有明アーバンスポーツパーク開業(全面開業は10月)

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有明の海沿いにスポーツパークなるものができる。駐車場もできるし、アスレチックもできるそうで、近場で週末を楽しく過ごす場所になりそうだ。これはいいね。

 

2025年
・2月:芝浦プロジェクトのうち、1棟が竣工

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野村不動産が社運をかけている芝浦プロジェクトのうち、一棟が竣工。めちゃくちゃ眺望が良かったりするので、船で乗り付けてレストランに行きたい。


・3月:晴海暫定ターミナル開業

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晴海旅客ターミナルの跡地に暫定ターミナルを整備しているが、暫定なのでショボい感じ。温浴施設作るとか、駐車場として近隣に貸してくれ…


・10月:晴海フラッグタワー棟入居開始

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ツインタワーマンションについに入居。2024年から怒涛の街開きも一服するか。保育園や小学校は大丈夫か。というか、駐車場契約できるのかどうか。


・秋:TOYOTA ARENA TOKYO開業(青海・パレットタウン跡地)

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パレットタウン跡地にトヨタが次世代型のアリーナをオープンするそうだ。かっこいいが、行く機会は限られそう。自動運転はよ。

 

2027年6月

豊海ツイン入居予定

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少し先の話だがお隣の豊海ツインがめっちゃかっこいいマンションになりそうで期待。住み替える人もいるのかな。