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新しいモデル3がめちゃくちゃ売れそうな件

2023年9月1日、以前から噂されていたモデル3のリフレッシュ版が公開され、予約受付が開始された。

 

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この出来が素晴らしく、めちゃくちゃ売れそうである。100万台から200万台くらいは売れそう。

主要な改善点は以下の通り。

 

<改善点>

・空力性能

・航続距離→ただでさえ長いのにさらに長くなる

・内装(ベンチレーション、後部席用モニター、レバーレス、アンビエントライト、静粛性向上、音響性能向上など)

 

外観

 

外観のデザインはスポーティな感じに変更され、より洗練された。ヘッドライトとバックライトぐらししか変わっていないのに、印象が大きく異なる。

 

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デザインは尖らせすぎず価格なりのプレミアムさを感じるし、一目でテスラとわかるブランドアイコンがしっかりしている良いデザインである。

空力性能も改善して航続距離を伸ばしたという。欧州基準で629km、日本基準は不明だが700km程度かもしれない。

実測(モニター表示)では600km程度だと思われる。同価格帯ではぶっちぎりの航続距離の長さで、他のメーカーをコスパで凌駕している。

 

電気自動車にとって最も重要なパワーと航続距離のバランスをしっかりと維持している。

パワーがあっても航続距離が短ければ不便。航続距離があってもパワーが不足すると凡庸になり、多くのメーカーがバランスを取るのに苦戦している。

また、価格とのバランスも難しい。大したことない航続距離で1000万円とかじゃ魅力ない。

500万円くらいの車でいかにパワーを犠牲にせずに、航続距離を伸ばすのかという競走なのである。

この競走でテスラは他社の5年から10年先を行っているし、さらにスーパーチャージャーも自前でやっているので圧倒的な競走優位性を確立している。

もっとも、自宅充電があればテスラ以外でもそんなに問題ないが。

 

内装

 

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モデル3は速度計とモニターを統合しているが、今回はギアセレクトレバーとウインカーレバーを廃止してレバーレスとなり、さらにシンプルさを増した。

 

ハンドルとモニター以外、何もない。モデル3は試乗してみると、内装のミニマルさに衝撃を受けるが、さらに衝撃が増す。そして、運転のしやすさ、ノイズの少なさに、全部これでいいじゃんと感じるはず。

 

しかし、レバーレスこれは、100万台を超す販売台数を狙うマス向けの車としては驚異的なことである。

 

アチェンジはモニターで、ウインカーはハンドルのボタンで行う。尖った操作感でマスに受け入れられるかは賭け。

 

スピードメーターのモニターへの統合と同じく、慣れれば受け入れられるだろうが、初見だとどうか。

 

ぼくは、モデルS Plaidでこれを試したが操作感はよくてストレスが減る感じだった。レバーでの操作が前時代的に感じられる。

 

さらに細かい改善がたくさん施されている。ベンチレーションシート、後部席用のモニター、アンビエントライトなどである。

これらは尖ったものではないが、多くの人に受け入れられる正常な進化という感じ。

 

テスラの場合、ハードを変えるだけでなく、その後、いろいろなソフトウェアを追加して改善や機能追加をすることも期待できる。

アンビエントライト、後部席モニターはどういう使い方をしてくるのか楽しみだ。

 

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価格

・RWD(後輪駆動):561万3000円
・ロングレンジ(デュアルモーターAWD):651万9000円

 

諸元(※欧州仕様)
・全長×全幅×全高:4720×1850×1441mm

・0→100km/h加速性能:6.1秒(RWD)/4.4秒(ロングレンジAWD

 

まとめ

 

モデル3は登場から6年が経過したが、その間に中国のメーカーが爆発的に成長し、テコ入れが必要になっている。

また、モデル3の販売も一巡し、工場をフル稼働するために需要を創造しなければならない完璧なタイミングでのリフレッシュ。

 

モデルチェンジではないので、コストダウンしつつ改善することが求められるが、素晴らしい出来である。

製造コストは未公表だが、現行比で大きく(10%とか20%とか)下げていることが想定される中で、この機能改善は素晴らしい。

コストダウンされるからしょぼくなる説があったが機能改善された分、魅力が増してむしろ値上げされている。

値下げが期待されるところ、値上げされたので発表後、テスラの株価は下がったようだが、決算発表後の下げと同じで買い場だと思われる。

 

テスラは製造しながらもどんどんモデルを変えてくることで有名だが、自動車メーカーっぽい練磨型のイノベーション、マイナーチェンジもしっかりとできることがわかった。

ぼくは一旦売ってしまったが、株主としては非常に安心できることだ。ガチホすれば、魅力的な商品をどんどんだして、きちんとリフレッシュしてくる能力があることがわかった。

 

あと数年で中国や欧州など主要な市場でFSDの導入が開始されると思われ、このハイランドが自動で走り出す。未来を感じられる商品である。

ぼくは現行モデル3で満足しているのですぐに買い替えることはないが、モデルYのリフレッシュ版に、今回の様々な改良が加えられたらぜひ買いたいなという感じ。

 

モデル3は次の本格的なモデルチェンジではもはや、ハンドルかペダルくらいしかなくすものが残っていないんじゃないか。その時までに完全自動運転がある程度実現するのかどうか、わくわくする。