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スーパー銭湯に行こう

(現代のスーパー銭湯

我が家では、有明ガーデンにスーパー銭湯ができてから、家族で行くことが多くなった。

 

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有明ガーデン泉天空の湯のホテルのスパのような露天風呂

 

今はだいぶ値上げされてしまったが、オープン当初は大人は1,500円くらい、小さい子供は無料(だったかな)でコスパが高かったので、毎週行っていた。

 

金曜日の夜に外食がてら出掛けて、お風呂に入ってから帰れば、あとは寝るだけの状態になり、疲れがとれる。

 

何度か行くうちに、子供もスーパー銭湯好きになったので、色々なスーパー銭湯に出かけることになった。

 

有名なスーパー銭湯を起点に観光したり、観光の帰り道には必ずスーパー銭湯に寄ったり。実家に帰省したら付近のスーパー銭湯を日帰りで巡ったり。

 

子供連れなのでそんなにゆっくりすることはできないが、たまに妻がマッサージに行く時に子供を見ていると喜ばれたりした。

 

車を買った後は、さらにスパ銭巡りが加速。片道60分から90分くらいまで広げると、相当な数の施設がある。日本はスパ銭天国である。

 

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地域活性化の文脈でも、魅力的な温浴施設が増加

 

また、スパ銭は日本のお風呂文化にフィットした日本人のための施設であり、海外にはほとんどない。安全で飯がうまいのと同じで、全国どこでもスーパー銭湯が溢れているのは、日本にいる大きなメリットである。

 

(進化するスーパー銭湯

そもそも、スーパー銭湯ってなんぞ?と思って調べてみたら、銭湯は規制で料金が決められてしまうが、その制限を緩和した(その代わりに各種の規制はある)スーパーな銭湯ということらしい。利用者から見たら料金が高い代わりに施設が充実してるってことだ。

 

当初のスーパー銭湯はどちらかというと、銭湯を進化させたもので、ジモティー向けのB級娯楽施設だったが、近年のものはデザインも洗練され、単価も上げてラグジュアリーな雰囲気で楽しめる施設になってきている。

 

ここ数年で新設されたスーパー銭湯はどれも素晴らしい綺麗さ、オシャレさで、若者や女性にも人気のファッショナブルな場所になっている。妻も最初は、スーパー銭湯なんて・・・という感じだったが、新しい施設は女性にもウケる綺麗なデザインで、新しい施設を巡るのが楽しみになっている。

 

施設側も女性専用の休憩スペースを設けたり、豪華なアメニティを置いたり、高級なドライヤーを置いたりと、女性の取り込みに必死である。食事も明らかに女性狙いのオシャレなのを増やしている。カップルで過ごせるような休憩スペースも多く、デートで行くような場所にもなっている。

 

銭湯が進化したものから、さらに進化して、ホテルのスパ風の何かを目指しているという感じだ。実際、それを凌駕していることも多い。

 

家族でスーパー銭湯巡りをするなら、まずは2020年以降(目安)に作られた新しい設計思想のスーパー銭湯からスタートすると、洗練されたデザインでウケがいいと思う。

 

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海浜幕張湯楽の里の海の見える露天風呂

 

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Eden勝浦併設レストランの女子ウケしそうなパエリア(めっちゃうまい)

 

(サウナブーム)

ここ数年、サウナがブームとなり、スーパー銭湯はさらに進化した。

 

もともとサウナは、若い人や女性にはあまり人気はなかったと思われるが、今は若いお客さんでサウナは満室である。

 

このブームを受けて需要が高まり、お風呂ではなくサウナを前面に押し出した施設もできてきた。

 

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スパメッツァおおたかの大型ドラゴンサウナ

 

サウナーが楽しむためには、複数のサウナ、複数の水風呂、大量の外気浴スペースが必要で、スーパー銭湯は温泉がメインで、そういった設計思想ではなかった。

 

したがって、外気浴スペースが足りなかったりサウナのサイズがイマイチだったりしてチグハグになっている。

 

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都会ではなかなか厳しい広々とした外気浴スペース

 

そこで、新しいスーパー銭湯ほど、サウナ系の施設を充実させている。老舗の銭湯が施設をリニューアルする際にもサウナーへの対応は必ず意識される。

 

サウナが好きな人は中毒化しているので、高頻度で通ってくるので良いお客さんなのである。

 

さらに、サウナがメインのお客さんは実はあまりお風呂に入らず、サウナばっかり入ってる人が多い。そこで、都心部にサウナ施設がたくさんオープンしている。

 

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サウナ東京(赤坂)のオシャレすぎるサウナ

 

ブームが加熱しすぎて反動が心配な感じもするが、スーパー銭湯と同じで若い人や女性をターゲットにしたオシャレなサウナというのが足りず、需要が強いのである。

 

このように、スーパー銭湯やサウナをおっさんのものから、若者や女性のためのものにオープンにしていくムーブメントが起こっている。

 

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プライベートサウナとかテントサウナとか、水着で利用できる施設も増加

 

ぼくはこういうムーブメントは良いことではないかと思う。昭和感のある明るく乾燥したドライサウナはハードすぎて、ビギナーには辛い。

 

薄暗くテレビのない雰囲気の良いサウナ室で、低温でじっくりと入りたいものだ。

 

スーパー銭湯に、テレビとか漫画とかは不要で、もう少し洗練された施設に進化していってほしい。

 

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バチくそかっこいい洗練された温浴施設

 

新しいスーパー銭湯ではそうした取り組みが行われており、今まさに進化をしている過渡期だなと感じる。

 

スーパー銭湯というのは、日本古来の銭湯が進化し、それが若者や女性に受け入れられるようにさらに進化し、それがサウナブームでさらに進化している。

 

この違いを体感するのも大変面白い。日本独特の最先端の文化施設でもあるスーパー銭湯へ足を運んでみてはどうだろうか。