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EVで遠距離移動は面倒というのはある程度正しい

EVで遠距離移動は面倒だよという言説について、「EVで3000km移動したが余裕だった」「事前にアプリで5分くらい調べりゃ余裕」など、情強の反論を見かけるが、詳しくない普通の人にとっては面倒な点があると思うので、面倒ポイントをまとめてみる。

 

日常運用はあまり面倒ではない

ぼくは自宅充電ない民だが、日常的な運用は面倒ではないと感じる。1、2週に1回程度お台場SCに持って行って、30分程度充電する。

アプリから空いてるかどうか、リアルタイムに見られるので行って充電できなかったことは一度もない。

自宅充電ある民に比べたらわざわざ充電に行くこと自体は面倒だが、頻度や所要時間を考えたら、面倒だと言うほどでもない。

近隣の充電器は熟知しているため、用事のついでに無駄なく充電ができる。公園行ったついでとか、イオンのついでとか。

この頼りになるベース充電(SCか自宅充電)+運が良ければ使える充電器(イオンや無料充電)という組み合わせで運用が快適になり安定する。

日常運用では充電そのものはやや面倒だが、充電計画は不要。どこに充電器があるのか熟知しているのでテキトーに減ってきたら充電すれば良い。

 

遠距離移動は充電計画が面倒

・遠距離移動の場合、無充電で往復できるのか調べる。

 目的地を入れて検索すると移動距離が出てくるが、これが航続距離より長ければ途中で充電する必要がある。

 この移動距離は感覚で、自宅からどこまで移動したら何kmというのが大体わかってくるので、調べないでもいけるようになるし、

 ガソリン車であっても、どういった経路でどのくらい移動時間がかかるか調べるはずなので、これ自体はそれほど面倒でもない。

 

・無充電で往復できない場合は、目的地充電があるのか調べる。

 移動途中に充電のために止まるのは時間の無駄なので寝ている間に充電したい。ホテルが目的地充電を用意していればそれを利用する。

 ホテル予約の段階で、どのホテルは充電器があるとかないとか、予約ができるとかできないとか調べなければならず、やや面倒。

 マリオットとかプリンスとかラフォーレとか東急ハーベストを使う人は、いつも使っているホテルに予約できる充電器があれば最強だが、目的地充電はまだまだ少ない。

 EVユーザーが増えてくればホテル側も設置してくれるものと期待。軽井沢にポルシェチャージャーが設置されたように。

 

・目的地充電がない場合は、経路にSCがあるか調べる。

 目的地充電がなければ経路で充電する必要があるが、最も信頼できるのはSCなのでまずSCがないか確認する。

 ここで経路にSCがあった時の安心感は異常。SCは充電が高速な上、一箇所に4基以上あり待つことがなく、故障していることもほとんどない。料金も安い。

 SCがどこにあるのか調べるのは簡単だし、SCの配置が大体わかってる人は、いちいち調べる必要はない。

 頻繁に遠距離移動したいならSCが使えるテスラを買うのが無難。チャデモオンリーで運用するのは結構苦痛。(充電回数が増えて、充電時間も長くなる)

 

・SCが経路にない場合は、経路に頼りになりそうな充電器があるのか調べる。

 信頼できる充電器とは、認証に問題がなく、充電速度が高速で、一箇所に複数あり、故障していないものだが、これを探すのはやや面倒。

 高速道路上のチャデモは速度や認証は問題ないが、一箇所の基数が少なく空いてないことがあるので、頼りにならず、「空いていたらラッキー」な充電器である。

 一般道上のチャデモは基本は1箇所1基で、低速だったり、認証に問題があったり、故障していることも多いので、これだけに頼るのは心もとない。 

 充電器が多いエリアに行く場合には、仮に一箇所で使えなくても他を探せばいいが、充電不毛地帯の場合は緊張する。

 どこに行っても使える充電器がある状態が望ましく、充電「網」が大事なのである。

 

まとめ

EVの充電については、日常的な移動においては面倒はほとんどないが、知らない場所に遠距離移動するときは充電計画が必要で面倒。

慣れれば効率良く調べられるし、二度目の訪問は洗練されてくるのだが、慣れてない人が初見の場所に行くのは不安。

日頃からEVを運用している人なら充電計画も万が一の時のリカバリープランも余裕だが、レンタカーで借りると普通充電と急速充電の違いも良くわからなかったりして大変。

まぁこれは、初めてガソリン車を運転する人が安くて空いてるガソリンスタンドがどこにあるのかわからないとか、給油口の開け方がわからないとかいった話と同じであり、慣れの問題ではあるが、ガソリン車に比べてEVは自分で調べて運用しなければならない難しさはあるだろう。それが得意な人は問題ないし、自分で頭を使うのがダルい人にはダルい。

 

充電網の整備で面倒が減るか

充電計画が面倒だというのは充電網が未成熟のために発生している事象である。

あらゆる目的地に普通充電器が整備され、高速道路にはSCと同じくらいの出力、基数の充電器が整備されれば事前調査なしに遠距離移動できる。

近年、大手ホテルの目的地充電は整備されてきているが、経路充電はまだまだ問題山積で、SC以外は「充電できたらラッキーな充電器」の域を出ない。

個人的には、いくら経路充電が快適になっても、わざわざ充電のために停車することになるのは無駄なので、目的地充電の整備を期待している。

日本のEV普及率は低く、SCや目的地充電が一杯で使えなかったことは一度もないので、普及率が低い今は計画さえ立てれば快適に運用できる時期でもある。

一方、日本でEVが普及したとすると、質の高い充電器は混雑すると思われるので、充電自体が面倒になる(時間がかかる)可能性はあると思う。

ある意味では、今は計画さえ立てれば計画通り待たずに運用できて快適なのである。