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マンション、投資ネタブログ

マンションを買う最適な時期はいつなのか?

マンション価格が上昇し続ける前提では、早ければ早いほど資産形成には有利だよということだが、そういう話ではなく、ライフステージのどのタイミングで、買うのが良いかという話である。

 

一般的によくあるのは、こんな感じ。年齢はざっくりとしたイメージ。もちろん個人差あり。

(1)結婚、同棲したタイミング(DINKS)・・・20代後半から30代前半くらい?

(2)第一子妊娠している間・・・30代前半くらい?

(3)第一子が生まれたあと・・・30代前半くらい?

(4)子供が小学校に入ったあと・・・30代後半から40代前半くらい?

 

どれが正解というものでもないし、本人が満足してればそれで良いのだが、それぞれ、見えている景色が異なってくるのでまとめておきたい。

 

(1)結婚、同棲したタイミング(DINKS

・2人居住となりワンルームでは厳しくなり、50平米前後の部屋に住み替えたくなる。

・通勤利便性の高いエリアで50平米の家賃は高い。20万円とかする。それなら買おうかなという考え方。

・近い将来子供を持ちたいと考えている場合、どの程度の広さにすれば良いのかわからない。収入がどうなるのかイメージ湧かない。

 

子供を持ちたいと希望している人は、子供ができた後の生活イメージが持てないため、ここで買う人はそんなに多くない。

このタイミングで購入する人は住宅購入に詳しくて資産形成がどうのと言う買い替え前提のオタクか、子供を持たない予定の人。

60平米くらいのマンションを買えば、子供1人くらいならなんとかなる。50平米だと苦痛(体験談)

 

(2)第一子を妊娠している間

・子供が生まれてから家を探すのは大変だから、先に買っておこうという考え方。

(これは確かに真実。新生児育児は大変すぎて家どころではない。そもそも睡眠時間が足りない。)

・在宅時間が長くなるから、気持ちの良い家で子供を育てられたら幸せである。

・一方で、実際に子供が生まれたらどのような生活になるのかイメージが持てない。

 

妊娠が判明してから家を探し始める場合、出産まで決断できない人も多い。価格上昇局面で最初の物件を見送ると後から出る方が高かったりする。

また、あまりにも新築マンションが高すぎてキャッシュフローが悪化するのに、育児休業や時短で収入が減ることから決断がつかない。

この気持ちはわかる。一方で、狭い賃貸で新生児育児は苦痛なので、お金がかかっても広い家に引っ越した方がいいとも思う。

そのためには、妊娠前くらいからリサーチしていないと決断ができない。

 

(3)第一子が生まれたあと

・子供が産まれるまでは40−50平米くらいのマンションに住んでいて、まぁ他の人もそのくらいで育ててるからなんとかなるっしょという考え方。

・実際生まれてみると、物が爆発的に増加、ベビーサークル、洗濯物干しなども溢れて精神的に参ってしまい、家を探し始める。

・必要性に迫られているので、即決しがち。一方で、妻が育休中なので保守的に予算を組みがち。

 

何度か書いているがぼくはこのケース。子供が生まれたて住宅に求める要件が大きく変わったのを見極めてから購入することができる。

また、重要な要素に、保育園問題がある。保育園入園前に買うのか入園後に買うのかと言う物がある。

入園前だと、育児休業中を広々とした家で過ごすことができるが、保育園に入れるのかは常に不安がつきまとう。大規模新築だと特にギャンブル。

保育園入園後だと、保育園不安はないが、基本的には中古マンションになる。(タイミングよく新築が出て来ない)

ただ、保育園に近づいて行く方向で買えばQOL爆上がりするので、勝ちの約束された勝負になる。

 

(4)子供が小学校に入ったあと

・子供が小さいうちは保育園の転園もさほど苦にならないが、小学校になりコミュニティが出来上がってきたら転校させたくない。

・小学校に入れたらその地域で長く住むことが見えてくるので、しっかりとした家を購入したい。

・小一の壁は大変だが、仕事と育児を回すイメージはしっかり持てており、貯蓄も形成されており、収入も上がっている。

 

このケースもよくみる。賃貸から購入に切り替えたり、マンションを売って戸建てを建てたり。

小学校は保育園とは違う大変さはあるものの、6年間育児と仕事を両立してきたという実績があるし、住宅に必要な要件も見えている。

注文住宅を建てるならこのタイミングで建てると、長く満足できるのではないか。

 

 

こうして書くと、必要な要件が見えてから買うと、長く満足できる可能性が高まる反面、早く買えば早く快適な状態になることができる(さらに、資産形成上も良い)ので、まぁどっちもどっち。子供の人数や買い替え前提で考えるかどうかにもよってくる。

 

また、必要な条件が見えてから買う場合も、比較検討には結構な時間がかかるので、ライフステージが変わる前にライフプランのイメージや情報収集をしておくと良いのではないか。