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中延と戸越の戸建て見てきたよ

界隈で話題になっていた中延駅徒歩4分、専有面積140平米台の戸建てを見てきた。また、帰りに戸越公園駅徒歩2分、専有面積120平米台の戸建ても見てきた。

それぞれ、価格は億超えであることが想定されるが、なかなか魅力のある物件だった。

 

中延140(ナカノブワンフォーティ)

ナカノブ140は野村の都心型戸建てというシリーズの都心にアクセスの良い高品質な建売り戸建てシリーズである。シリーズである時点で耐震性、利便性、デザイン、仕様などは最低限クリアされていると期待できる。

 

実物をみてみたが、建物はカッコよく、駐車場も無理はなく、接道も問題はない感じであった。外から見ると140平米もあるようには見えなかったが、各居室が広い、収納が広い、脱衣所が広い、水回りが広いなど、QOLを高める工夫がなされているようだった。

 

荏原中延駅と、中延駅のちょうど中間くらいに位置しており、どちらも徒歩5分くらいで到着する。駅前には東急ストアがあり、駅と駅の間を屋根付きの商店街が結んでいる。商店街というと時代遅れのイメージだったが、今の時代に残っているだけあり、魅力ある店が多かった。ケーキ屋さん、パン屋さん、喫茶店、ラーメン、中華、焼き鳥、イタリアン、焼肉・・・と一度は入ってみたくなるようなお店がたくさんあった。価格帯も良心的であり、ストレスなく寄れる感じ。湾岸にないものがある。

 

この戸建てはおそらく億超えだが、この利便性MAXの立地であれば価値は下がりづらいものと思う。販売価格にもよるが、残債割れしないくらいでは売れるんじゃないかな

。多分ね。

 

周辺を歩いてみたが、付近は住宅街で戸建てが密集している。道は4m程度で広くはないが、一方通行であることや住民以外が通らないので静かな環境である。それでいて、徒歩1、2分で商店街に出られるので、ハマればめっちゃ生活しやすそうだ。

 

ぼくは付近のコインパーキングに駐車して歩いたのだが、この周辺にはコインパーキングがやたらとたくさんある。それも無理ある感じではなく、入れやすいコインパーキングで料金もそれなりであった。商店街アクセスのために需要があるのだろうか。商店街につながっている道は細めで、自転車や歩行者も多いので小さな車でないとストレスがある感じだった。実際、戸建て郡に停められている車も巨大な車はほとんどなく、車幅185以下の車が多いという印象だった。

 

湾岸タワマンと比較してみると、

・湾岸タワマンは周辺道路や広々していて自動車の移動が快適な代わりに専有面積が狭い、下駄履きスーパーとかはあるけど、昔からある良い感じの店はない。機能的で清々した環境だが味気がない感じだ。お安いパン屋とかベローチェとか欲しい。

・ナカノブ140は周辺道路は細めで大きな車の移動はストレスがありそうだが専有面積が広い、スーパーや商店街を共用施設のように使うことができる。中延の商店街は少し歩いただけでも魅力的な店が多く見つかる。こういうのが好きな人は多そうだ。

 

価格は両方、ファミリーサイズだと12000万円程度だろうか。十分な広さ、仕様で駅に近い戸建てというのは希少なので、地縁があって買える人なら買って損がない魅力的な物件に感じた。80平米、トイレ1つのマンションに消耗している場合ではない。逆に、せっかく湾岸タワマンに住むなら、大きな車で広い道をスイスイ走ることに価値を見出したい。

 

戸越120(トゴシワントウェンティ)

帰り道に戸越にも寄ってみた。戸越は戸越公園や戸越商店街が有名だが、そこからは少し離れた場所にあった。戸越120もスーモを見ると仕様がMAXの贅沢な戸建てである。マンションよりも広さと仕様に優れる感じである。

 

前面道路が3.8m私道ということで、接道が厳しいのかなと思っていたが、実物を見ると道がまっすぐなためか広々感じられた。ゲレンデとかでもギリいけるのかもしれない。無理しやがって感はあるが、中延よりは道が広くて大きな車も多めだった。

 

戸越公園駅付近の商店街は中延の商店街には劣るが、それなりにあり、駅まではすごく近かった。一方、戸越駅までは10分弱の距離があり、住宅街の中を歩くので退屈に感じられた。戸越公園駅利用ならすごくいいなという立地。戸越銀座商店街戸越公園まではそれなりの距離があったので訪問せず。おそらく魅力があるのだろう。自転車ならすぐである。

 

個人的には、利便性を重視すればナカノブ140、道の太さを含む住環境を重視すればトゴシ120かなという感じ。戸越公園も良さげ。

 

良い感じの戸建てか湾岸タワマンか

 

中延や戸越界隈の高品質な戸建てと、湾岸タワマン(中古、80平米)は同じくらいの価格である。価格だけで比較すれば比較対象になる。

 

最近のマンションにはワクワクすることはほとんどないのだが、トイレ2つ、専有面積100平米以上、商店街に近い駐車場付きの新築戸建てはかなり魅力的に感じた。

 

子供が一人であれば湾岸タワマンの方が便利、子供が二人以上なら戸建ての方がQOL高そう(トイレ2つだし、プライベート空間が取れる)。また、子供が保育園時代は歩道が広く、すぐ近くに大きな公園がある湾岸タワマンは日常生活に日常生活にストレスがなくて良い。

 

湾岸タワマンは、アベノミクス前くらいまでは素人の愛好家たちが住んでいて盛り上がっていたが、アベノミクスで価格が上がると転売屋が増えていき、最近ではほとんど転売の話しか聞かなくなった。

 

素人の間で盛り上がっていたインディーズコンテンツが、メジャーになるにつれて、いろんなやつが参入してオワコン化する。湾岸タワマンもメジャーになりすぎて、セミプロみたいなやつばかりになってしまった。まぁ億超えてるからど素人は買いづらい。以前の記事にも買いたが、今買いに来ている人は多くの場合、限界中年たる買い替え勢か、転売屋か、ごく少数の高収入の人だけ。普通の所得の人の方働きの実需の人はまずいない。

 

このため、実需より、投資、転売の話ばかりになり、倍率もえらいこっちゃになって買えなくなった。70平米で億で転売を前提としなければコスパも悪い。典型的なオワコンである。

 

その点、戸建ては転売目的で買う奴はいないので、まだ素人愛好家たちのマーケットであり、昔の湾岸タワマンのようなワクワク感がまだ残っているように感じる。

 

資産価値ガー厨はマンションしか買えないが、QOLを最重視するなら交通利便性の高いところにある高品質な建売りもなかなか魅力的である。

 

ただし、戸建てはよく考えないと買えない。タワマンはとりあえず買ってみて、気に入らなければすぐ売ってしまうこともできる。この点では、住宅に求める要件を明確化し、少なくとも10年くらいは住む前提で考える方が良いだろう。