konanタワリーマンブログ

マンション、投資ネタブログ

テスラモデル3とメルセデスCクラスワゴンの比較

モデル3の傷修理中の代車として、メルセデスCクラスワゴンを借りて少し運転したので比較してみる。

なお、Cクラスワゴンの一世代前のモデルであり、エンタメ、自動運転機能、コネクテッド性能などはモデル3に劣るのは当然なので、ソフト面ではなくハード面のみを比較する。

というかソフトは全く別物であって、ガラケースマホくらいの違いがあるので比較する気にならない。

 

外観

借りたのはCクラスワゴンの黒色の車である。黒のベンツは見た目の迫力がすごい。

デザインが絶妙なオラつき具合で高そうに見えるし、黒はぶつけたら怖い人が出てきてやばそう。

実際、駐車場に停めておいても隣に停められづらいというメリットがある。

モデル3とCクラスワゴンは似たような価格なのだが、モデル3はパッと見ではさほど高そうには見えない。

別に高そうに見える必要はないのだが、ドアパンチ食らった身としては、隣に停める人に緊張感を持たせて、丁寧に接するように促してほしい。

モデル3はセントリーモードで24時間監視しているのだが、外から見て監視しているぞ感が足りない。

 

トランク

ステーションワゴンであることもあり、トランクの使いやすさはCクラスワゴンの方が高いと思う。

2列目のシートを倒してトランクにアクセスできたり、段差がなく積み下ろしのしやすさも優れている。

モデル3もステーションワゴンを出して欲しい。(出さないと思うので他のメーカーが出してほしい)

トランクが電動で開閉するのは変わらないが、開閉の音だったり安定感はCクラスワゴンに安心感がある。

モデル3は片側しかパーツが付いておらず壊れないか心配。

 

内装

モデル3は超シンプルな内装だが、Cクラスはボタンがたくさんついてゴテゴテしている内装である。

ただ、チグハグではなく統一感がありかっこいい。

ボタン類はシルバー、シートやダッシュボードはレザーで手触りも見た目も良い。

モニターなどはサイズが小さかったりベゼルが太かったりしてモデル3に劣っているが、高級感についてはCクラスは満足度が高い。

まぁ、そもそもモデル3は高級路線ではないのでいいのだがダッシュボードがプラスチックみたいなチープな素材なのは見た目も手触りもよろしくない。

さて、Cクラスはボタン類がたくさんあって混乱するのだが、よくみると、エアコン操作、シート位置調整、ミラー位置調整などはそれぞれの場所に集約されている。

慣れれば、便利だと思う。例えば、ミラーの開閉やシートヒーターのオンオフなどはボタンで一発で操作できるので楽である。

一方、レバーがたくさんあって何に使うのかわからなかったり、ボタンが多すぎたりして全てを使いこなすのは難しそうである。

こういうたくさんのボタンをかちゃかちゃやりながら使いこなすのが楽しいのかもしれない。

 

運転のしやすさ

モデル3は天井がガラスなこともあり室内が明るいが、実はフロントガラスも大きくて見やすい。Cクラスは天井部分が出っぱっており、若干視野が狭いように感じた。

Cクラスのサイドミラーは見やすく、更に右左折時にウインカーを出した際、近くに車がいると警告を出してくれる親切設計。これは気に入った。

また、ギアチェンジや方向指示は日本車と逆に付いているがモデル3とCクラスは同じなのですぐに慣れた。

特に方向指示機が使いやすく、少し押すとガチャとクリック音がしてわかりやすい。音がやや目立つのでアナログ感があり洗練されてないかもしれないが、安全ではあると思う。

Cクラスのハンドルは親指が引っかかる位置に窪みが付いていてグリップ位置が固定されるようになっている。これは安全で良い。

バックに入れた時の後方視界については、モデル3の大きなモニターは非常に見やすくて便利。

 

とりまわしの良さ

モデル3は取り回しが良いとは言えず、狭い場所での方向転換には苦労するがCクラスは取り回しが良い。

最小回転半径はモデル3は5.8m、Cクラスは5.3mとのこと。これが体感だと大きな違いである。

特に、狭い道に入ったときの安心感が全然違う。車幅もモデル3が1850、Cクラスワゴンが1820。

モデル3は1850の機械式駐車場のギリギリサイズ。Cクラスなら入らないことはない。この点でも安心感あり。

 

快適性

Cクラスは乗り心地が良く、モデル3は良くはない。

サスペンションが全く異なり、Cクラスは段差があっても気にならないが、モデル3は少し凸凹した路面を走ると盛大に突き上げがくる。

これは比較にならないレベルで、さすがだなぁと思うし、モデル3もうちょっとなんとかならんの?と思う。車体が重たいのでサスペンションがガチガチというが、

別に他の車に比べてそこまで重たいわけでもない(1.8トンくらい)。今後の進化に期待。

Cクラスは走行中のエンジン音がするが、その分ロードノイズがないので低音で安定した音がある。また、エンジンの振動もあるので、子供がよく寝る。

モデル3は静かだが、ロードノイズが目立つ。エンジン車ではエンジン音がうまく誤魔化してくれていたんだなぁと感じる。

 

ワンペダル走行

オートマとEVの大きな違いはワンペダル走行かツーペダル走行かということだが、運転の快適さにも大きな違いがある。

日本ではワンペダル走行を体験したことない人が多いと思うが、一度体験してしまったら、「今までなんだったの?」と思うはずである。

クルーズコントロールを使ったら、「今まで渋滞で苦労したのは何だったの?」と思うのと同じ。

ぼくは免許とって以来、ずっとオートマ車だったので代車の運転自体にはすぐ慣れたが、「なんでこんなに頻繁にアクセルとブレーキを踏み替えたり、ブレーキを踏みっぱなしにしないといけないのか?」と感じる。特に踏みっぱなしにしなければならないことと、ブレーキを踏まないと止まらないというのが疲れる。

最近のオートマだと停車中はブレーキを踏みっぱなしにしなくても良い機能が付いていたり、前方車との距離を見て勝手に停車、発車をしてくれるものもあるそうだが。

こうした、運転者を疲れさせない、無駄な操作を減らす、操作をシンプルにすることは必須だと思う。

 

加速性能

モデル3とCクラスは加速性能に大きな差がある。0−100kmの加速時間ではモデル3が4秒台、Cクラスが7秒台。

また、特に低速での加速性能が全く異なるし、モデル3はギア変速なしでドカンと怖いぐらい加速していく。

都市部で走っていると、短い距離での合流とか車線変更が必要になるが、モデル3はそういう時にストレスがない。

Cクラスはそういう時はまぁ諦めるか、アクセルを踏みっぱで豪快な騒音を出してパワーを引き出さなければならない。

都市部を走る時のストレスが大きく変わるので、モデル3の場合は、都内の公園とかにちょっと行ってみるかとなるがCクラスは下道とかちまちました道はあまり行く気にならない。

Cクラスは高速道路を長距離走る車だと感じる。

 

コスト

モデル3とCクラスは元々500万円程度で同等の価格である。最近、Cクラスは値上げしたのでモデル3よりも100−200万円くらい高価になってしまったが・・・

まぁ車体のコストはざっくり同じくらいとして、エネルギーコストは結構な違いがある。

Cクラスはスポーツ走行の場合はハイオク10km/リットル程度の燃費なので、1km走るのに17円程度かかる。

モデル3はスーパーチャージャー運用だと1km走るのに4円程度、自宅充電運用なら2円くらいだろうか。

Cクラスの燃料タンクは66リットルとのことなので、約600km走るごとに給油が必要。1回満タンにすると1万円強程度かかる。

まぁ仕方ないのだが、1回1万円と言われると結構なもので、モデル3は充電は手間だがコストは安いため気にせず乗れる。むしろたくさん走った方がより安さを享受できる。

自宅充電があればモデル3が圧勝だが、自宅充電がないなら多少高くてもお金払って手間(充電時間)を買っていると考えられなくもない。

 

まとめ

モデル3とCクラスは車格は似ているが、結構な違いがある。

車の存在感、内装な高級感、乗り心地、取り回しはCクラスが優れている。短距離街乗りはややストレス。長距離は快適。

ワンペダル走行、加速性能、走行コストはモデル3が優れている。短距離でも長距離でもストレスなし。

よく、EVはシティコミューターには適しているという話を聞くが、確かに都市部での走行にストレスがない。更に、バッテリーが大きいモデルなら長距離もストレスがない(インフラがしょぼいので経路充電にはストレスあり)って感じ。

個人の感想です。