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テスラドアパンチされたってよ(対応記録) 

ドアパンチへの対応記録を残しておこうと思う。

 

(駐車場を出発)

お台場の某モールで昼食をとって帰宅。滞在時間は1時間弱。

駐車時は周囲に車がいない離れた場所に停めたが、食事を終えて車に戻ると駐車している車が増えており、運転席側に車が停まっていた。

セントリーモードが何件か録画していたが時間がなかったので1件だけ確認して出発。(自分が写ってるやつ)

 

(ドアパンチ跡を発見)

自宅に戻りタワーパーキングの駐車待ちの時に車の周囲をファイバークロスで拭いて汚れを取っていると、右後方のドアに汚れのようなものが残っているのを発見。

鳥のフンかな?と思ったがどう見ても汚れではなく、塗装が剥がれているように見えた。コンパウンドで消せるのかもしれないが傷が深そうでうまくいかないかもしれない。

落ち着いてみると、他の車の塗装がこびりついているように見えた。

 

(セントリーモードの動画を確認)

慌てて、セントリー録画をチェックしたら、2件目の録画にドアパンチが録画されていた。

隣の車の後部座席から降りてきた40代くらいの女性がうちの車の右後方のドアにガツーンぶつけている・・・

しかもよく見たらドアを開ける時に一度ぶつけて、さらに、降りる時にもう一度ぶつけて、さらに押しつけている。

確かに、車から出ようとすると人間そのような動きにはなるが・・・とにかく隣の車に全く気をつかう様子がない。

ぶつけた人が出てくるところも録画されていたが笑顔で談笑しているようなので、ぶつけたことには気がついていないようだ。

当て逃げや悪戯のような悪質さはないが、ある意味、ナチュラルに隣の車にぶつけて、気にもしないとはとんでもない・・・

おそらく免許もないだろうし、車を大事にしている人のことなんて想像もつかないのだろう。

こちとら洗車傷がつかないように洗車機も使っていないというのに・・・

 

(セントリーモードの動画を保存)

グローブボックスからUSBメモリを引き抜いて動画(ぶつけている瞬間の動画、相手の車のナンバープレートの動画)を保存。

動画は10分ごとに1ファイルにまとめられていたり、ファイル名がややわかりづらく、どのファイルに必要な情報が含まれるのかよくわからない。

また、たまたま自分が相手よりも早く出発したため後方を写した動画にナンバープレートが写っていたが、相手が先に出発したらナンバープレートが写っていないこともあると思う。

セントリーモードは優れているが、完全ではないので補完的なドラレコをつけるのも良いと思う。360度録画できるやつとか。

あと、個人的にテスラのセントリーモードは撮ってるぞ感が足りないので、周囲の人が緊張しない。気をつけてればぶつけなかったはずだが・・・

いかにも録画してるぞ!感があるピカピカ光るやつとかの方が犯罪抑止効果があると思う。

さて、ひたすら動画をクリックしていくと、犯行現場の動画と、ナンバープレートの動画を特定することができた。

 

(警察への通報)

ドアパンチは現場で警察を呼んで相手と話をしないといかんと聞いたことがある・・・その場で確認しとけばよかったと思ったが、もう遅い。

警視庁に電話して湾岸署に取り次いでもらった。こういうのは110番ではなく所轄に電話して相談するのが良いらしい。

電話番の方は親切で、駐車場に車がやってきて、駐車してから車から降りた際のドアパンチについては事故になる。詳しくは担当につなぐと言ってくれた。

ググると、警察公道上以外の事故は扱ってくれないとか、そういうネガティブな情報が溢れているが、実際に聞いてみると親切であったのでまずは相談すべき。

ただし、相手の車が停車中にぶつけたのは事故ではないので扱ってくれない感じであった。あくまでも駐車場に入ってきて、停車して降りた時のドアパンチは事故になるような言いっぷりであった。(つまり、停車してるところに戻ってきてドアを開けた際にぶつけた場合は、事故にはならないっぽい)

担当の方は、本日なら事故現場に戻ってもらい110番通報してもらうところだが、経緯を聞くと証拠が揃っていそうなので、明日警察署に来てくれれば良いということだった。

こちらとしてもその方が助かるので、警察側が明日でいいなら明日で頼むということでお願いした。対応が親切で心強かった。どこまでやってくれるのかは不明だが・・・

 

(警察の対応)

ドライブレコーダーで相手が特定できるか?と聞かれたがセントリーモードのデータで相手の車種とカラー、ナンバープレート、相手の顔(つまり、同乗者の中で誰がぶつけたのか)、故意なのかうっかりなのか(気づいているのかいないのか)、ぶつけられた日時や場所の記録が確認できると回答すると、かなり驚かれた。

また、それなら話は早いので車の被害状況とデータを見せてくれということになった。

データがバッチリ取れていればすぐに相手を特定できるだろうということで、車種やナンバープレートの情報を先に連携してくれということなので連携した。

 

(修理費用)

ぶっちゃけそんなに大きな傷でもないのだが、明らかに普通ではない傷であり、ググると安くても5万円、高いところだと10万円から数十万円かかることもあるとのことだった。

テスラはディーラーで対応できないので認定工場であるヤナセに持ち込むことになりそう。

 

(翌日・警察署にて)

翌日、警察署に行くと、駐車場になんとドアパンした車が停まっていた。警察官が呼び出してくれていたのである。

警察官に話をすると、「傷は見てませんが、ナンバープレートから連絡を取ったら日時と場所が一致したのでとりあえず呼びました」とのこと。仕事早杉有能杉内。

 

別室で警察官にノートPCに保存したセントリーの動画を見せて、ヒットしているところ、ナンバープレート、車種を説明。

警察官はこんなの撮れるんですね!すごい!と感動してた。ともあれ、動画を見てこれは間違い無いですねということで車の傷を確認。

そこでは加害者側のドライバー(男性)と別の警察官がいたので、皆で状況を確認。ドアパンを食らった時に運転していた方らしい。

その男性はちゃんとした感じの方で、その時は気が付かなかったが、ご迷惑をおかけして申し訳ないと言ってくれたのでまぁ許した。

警察官はテスラを見て感動していたので少し説明した。

「駐車中は車の近くで動作を検知すると、カメラが自動で撮るんですよ。だから今も撮っています。」

「オプションではなく、すべてのテスラ車についている機能ですよ」など。

 

その後、事故証明を作成して連絡先を交換して30分くらいで終了。金銭のやり取りには警察は介入してくれない。

僕のイメージでは、年明けにヤナセに見積もりを取って、それを先方に送って先方が保険で対応ということだが、払いたく無いでござる!!と言われたら面倒だな・・・

まぁ住所も勤務先も警察が抑えているので大丈夫だろうと思うが。そこは自分でなんとかするしかない。

 

今回、警察が迅速に動いてくれたのは事故から時間が経っていなかったことと、セントリーの動画があったからである。

事故からの経過時間と証拠、これがとても大事だなぁと感じた。

 

(教訓)

・ぶつけられた日時から離れてしまうと警察による対応が厳しくなるので、車の状態は出発前や到着後に確認し、傷をつけられたことにすぐに気が付かないといけない。

・ドアパンチされたくなければ、他の車から少し離れたところではなく、かなり離れたところに駐車すべき。

・セントリーモードやドラレコは必ずつけるべき。証拠がなければ警察はどうしようもない。

・セントリーモードの動画は面倒でもチェックした方がいい。件数が多すぎれば最低限、ぐるっと車の状態を見て異常ないか確認すべき。

・自分や子供が加害者にならないように気をつけなければならないのと、加害者になった時用の保険、いざという時の対応イメージは持っておくべき。

 

ヤナセへ電話)

テスラの公式サイトを見ると、認定工場に直接連絡しろとある。テスラを噛ませる必要もないので直接ヤナセに電話した。年末年始はやってなくて辛い。

すると、メールで傷の写真を送ってくれとのこと。何枚か撮影してメール。さて、見積もりはどの程度になるのだろう。

テスラのパーツは国内在庫がないものだと納期遅いんですよねーという話だった。

 

ヤナセから見積もり受領)

メールで見積もりが送られてきた。なんと約40万円。しかも代車費用を除く金額であり、作業期間2週間とのことなので代車費用含むと60万円くらいである。

さらにコーティングなんかもしてる人なら、さらに10万円とか20万円くらいかかるんだろうか。ぼくは安コーティングをしているので、それは追加でかかる。

工事の内容はドアを取り外し、研磨をして、塗装をして、ドアの脱着によって破損した部品を交換して再度取り付けるというものだ。

内訳を見ると塗装が高い。パールホワイトで塗装し直すというのが高いんだなぁと。

ヤナセの作業内容はいわゆる傷修理ではなく、ドアの再塗装工事ということのようである。

ぶっちゃけ、自分がどこかに擦っただけなら傷を隠すだけで5ー10万円くらいで済ませるかもしれないが、

事故扱いなので、本来やるべき理想的な対応になっている。(再塗装しないと錆の原因になったりするそうだ)

テスラの修理代たけぇなというのが感想である。ただま、これ、ほとんど工賃なのでどのメーカーの車でも同じ作業をお願いすれば同じくらいかかると思われる。

 

(見積もり内容の確認)

相手から代替手段がないのか確認してほしいとの連絡が来たので、一応ヤナセに確認。

すると、ドアパン修理については今回のように取り外して再塗装して取り付ける方法とドア自体を新品に交換する方法があるが、

新品に交換するとなるとパーツの関係で納期が伸びること(さらに高額になること)、損傷の程度が大きくないので再塗装する前提で見積もりを作成したということだ。

 

よく、ドア交換で100万円かかったぞというのはこういうことのようだ。

なお、傷を誤魔化すだけの修理であれば10万円くらいでできそうだが、錆の原因になり得るので本来は好ましくないとのことである。

ドアに小さな傷をつけただけで修理費100万円。これは車好きの人ならあるあるなのかもしれないが、ぼくのイメージとは大きくかけ離れていた。

自分が他人のドアにぶつけないように気をつけなければならない。また、狭い道や混雑している駐車場などは避けるなど、もっと防衛しないといかんなと感じた。

 

(保険会社からの電話)

先方に連絡をすると、保険対応にしたので保険会社から連絡すると言うことであった。これはホッとした。

保険会社は対応に慣れているであろうし、費用についても出す出さないがはっきりしている。素人同士で話をしてもしかなく、ヤナセと保険会社で話してもらいたいと思っていた。

さて、保険会社から連絡が来て、事実確認をされた。事故については特に何も触れられず、修理の内容や代車どうするのなど。

コーティングをやっていると言ったら、ヤナセでコーティングしますか?と聞かれた。安いコーティングだったのでガソリンスタンドに持っていこうと思っていたが、

そりゃできるなら全部やってもらってから引き取りたいと思っていたので、希望してみた。また、レンタカーの車種は車庫の関係で制約があることを伝えた。

その後、保険会社からヤナセに連絡した上でヤナセの担当から折り返すと言うことだった。

なお、ヤナセは三郷のお店なのだが、そこまでの交通費や代車のガソリン代は出ないと言うことだった。まぁ仕方ない。

ヤナセが車を引き取るサービスをやっていれば利用できると言っていたが、ヨークハンドルなこともあり、貸し出すのはちょっと怖いので一応自分で持っていこうかなと思っている。

保険会社は慣れた感じで、淡々と受け答えしていたしダメなものはダメ、出すものは出すと言うことではっきりしていた。安心である。

 

ヤナセへの持ち込み)

保険会社が入ると話は早く、後は持ってきてもらえればいいよという話になった。

レンタカーは保険会社が手配、コーティングはヤナセがやっておいてくれるらしい。数日後、車を三郷の修理工場に持っていった。

10分くらい説明を受けてレンタカーを引き取って終了。あっという間だった。

保険修理でない場合や、過失割合で揉めてる場合にはもう少し説明が必要らしい。ともあれ、2週間後に引き取りに行くことになった。

なお、三郷のヤナセまでは品川から30分で到着した。高速が空いてるとこんなに速いのかと驚き。帰りは渋滞していたので60分以上かかった・・・

また、三郷の周辺はトラックが多いのだがどれも運転が荒くて驚く。合流車線での合流ブロック(後ろから急加速してブロック)や、黄色信号になった途端加速して全速力で赤信号に突っ込むなど、民度が低すぎる。。場所によって運転のマナーは違うが品川埠頭のトラックは運転がジェントル(法定速度を守る、黄色信号は止まる)なので驚いた。

 

ヤナセでの修理)

さて、2週間過ぎてヤナセに車を引き取りに行った。ピカピカに仕上がった車が置いてあった。

また、作業途中の写真を使って、どのような作業をしたのか説明してくれた。

修理代は見積りを受けた額と同じ40万円弱、これに保険会社が手配したレンタカー代金が別途かかっているので、合計で60万円くらいかかったのだろうか。

相手の保険会社が全負担するのでキャッシュレスで終了。

出来上がりは素晴らしいが、ふと、こんなにお金かける必要あるのかなと思った。

テスラの場合、認定工場がヤナセなので保険修理の場合はヤナセに持ち込む人が多そうだが、まぁ贅沢な対応なので簡単な修理でもこんな感じだ。

これが保険料に跳ねてくるわけで、保険修理の業界ってなかなか独特なビジネスモデルだなぁという感じ。(自費修理ならもっと安く済ませるはず)

また、修理費はともかく、2週間も車がなくなってしまうので不便だし、手間も精神的な疲労もある。

今後、車を止めるときは出入り口から1番遠い安全地帯に停めようと思う。