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マンションデベロッパーのコロナへの対応状況

コロナウイルスにより不要不急の外出自粛が呼び掛けられる中で、新築マンション販売はどうなっているのか、デベロッパーごとの動きについてざっと調べてみた。(3/31時点、konan調べ)

 

三井不動産レジデンシャル

・パークタワー勝どきのモデルルーム事前案内会を延期

・他物件についても、モデルルームへの新規の予約受付を停止

 

三菱地所レジデンス

・4/12までモデルルームの予約受付を停止

・都心物件から、オンラインでのマンション販売を試行するとのリリースあり

 

東京建物

・4/12までモデルルームの予約受付を停止

 

野村不動産

・不明(電話受付時間を短縮)

 

住友不動産

・モデルルームへの新規の予約受付を停止

 

各社新規の予約受付は停止しているみたいだけど、既存のは受けちゃってるみたい。東建と住友はウェブサイトに明示的に「新規のみ停止」と書いてある。他は不明確でよくわからん。

 

不要不急の外出禁止、特に学校が休みになり、知人と飲食するのもダメよというときに、モデルルームをあけるのは社会的に厳しい。

 

仮に自分がコロナになって、「モデルルームに行ってました」と伝えたら、外出自粛、在宅勤務までやってるのに、行く必要のない密室に行くなんて、非常識な奴だと思われてしまうだろう。会社への来客もお断りしてオンラインミーティングにしているのに。。

 

今すぐ住むための場所を確保することや自宅を売却することは、不要不急ではないと思うが、引き渡しまでかなり期間のある新築はどうしたって白い目で見られるだろう。

 

さて、デベロッパーの取り組みの中で、私は三菱地所レジデンスを応援している。他のデベロッパーもモデルルームのオンライン化を急いで欲しい。

 

これからの世界では、しばらく販売店へ来てもらう系のビジネスは苦境になるだろう。4月12日まで乗り切れば、また元のようにモデルルームを開ける、客が今までどおりやってくるなんてのはただの妄想だ。

 

安倍総理は、コロナとの戦いは長期戦になると言っている。日本は中国並みの強硬な都市封鎖をしないのだから、半年や1年の間、外出自粛が継続する可能性がある。

 

モデルルームで素人に夢を見せて、物件を押し込むモデルを変える必要がある。価格や資料はオープンにして、客にじっくり選んでもらうようにすべきだろう。

 

極力、情報を隠しながら時価販売したい一部のデベロッパーには無理だろうが、そうではないデベロッパーはチャンスではないだろうか。

 

モデルルームへ行く心理的なハードルは結構高いから集客が増える可能性がある。また、東京在住でも地方に投資マンションを買いたい人もいるから、ビジネスモデルが進化する可能性がある。